走り出したフリーランスの不安を支えるもの
僕の性格は、不安を感じやすい「不安症」です。すぐに不安を感じてしまうため、今まで数々の局面で不安と戦ってきました。
今までの環境を離れて新しい場所に来た時やひとりで海外に飛び出した時など、頼れるものがなくなった時に極度の不安症を発揮してしまい、とてもネガティブな気持ちになります。
今の僕の状況は、会社員という環境を離れ、海外でフリーランスとしてスタートしたばかりです。いつもなら絶対に不安を感じてしまう状況にもかかわらず、不思議と今は大きな不安を感じることはありません。全く不安がないというわけではないものの、冷静に状況を捉えられています。
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過去を振り返ると、地元の公立小学校から私立の中学校に進学した時、大学に進学した時、そして大学を卒業して会社に入社した時など、誰しもが必ず訪れる人生の次なるステップに差し掛かった時、僕はとてもネガティブな気持ちになります。
(大それた言い方ではあるけど)誰も知り合いがいない環境で一人で生きていくのはつらい。
結局、その不安は友達を作ったり、その環境に慣れていくことで次第に解消されていきます。杞憂とはまでは思いませんが、そこまで深く考える必要がない、というのが僕がこれまでの人生で学んだことです。
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僕はひとりで海外を旅するのが好きで、今まで10回以上ひとりで海外旅行に出掛けてきました。フィリピンで就職も果たしました。
そんな話をすると、メンタルが強いと思われがちです。でも実際の僕のメンタルは、ぷるぷるのお豆腐のように脆くて壊れやすいものです。
海外に行くことも、そこに向けて挑戦することも、どちらも僕にとっては大好きなことで、好きなことだから不安も乗り越えられるし、挑戦することもまた僕の性格です。不安と挑戦心という2つの性格が戦い、挑戦心が勝つ、といったイメージです。
実際、飛行機のチケットを購入するその瞬間まであれこれ考え、行く直前は極度な不安に駆られて行きたくない気持ちも出てきますが、現地に着いてイミグレーションを抜けたその瞬間、海外に来れた達成感でそのような不安は吹っ飛びます。
この感覚を知ってから、不安はあっても海外を旅できるようになりました。
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僕は今、日本から遠く離れた東欧の国・ジョージアにいます。そこで1ヶ月間「ノマドニア」という海外ノマドワーカーになるためのプログラムを受講しました。フリーランスのWebデザイナーになるという新たな目標を立て、勉強をしつつ仕事をできるようになりたいと思っています。
そんな状況ではありますが、今はあまり不安を感じずに生活できています。
その理由は人です。
ノマドニアで共に過ごしたメンバーと支えながら高め合い、また実際にジョージアで海外ノマドワーカーとして生活し始めた人たちと交流して具体的なイメージを掴みつつあります。
仲間や先を行く人たちの存在によって、不安症な自分が冷静な心を持ってフリーランスとして挑戦できています。
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自分のことはわからないことだらけです。まだまだ自己分析が足りていないと思うところはあります。
今回、仲間という支えや具体的なイメージによって、不安な心を抑えられることが出来ました。
そういったひとつひとつの経験から自分にとって快適な環境を探していきたいし、難局を乗り越える強さを手に入れていきたいなと思います。
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サムネイルの撮影場所はヴァケ公園
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