
「熱狂」の注意点
きのう、『まずは狭くでも深くしていれば、その熱狂から広く浅くにもつなげていける』というnoteを書いたんですが、、、
>「深く狭く」or「浅く広く」の終焉
そういやここまで書いて、以前読んだ最所さんの『口コミ(≒熱狂)で広がることに危険性』について書かれたnoteを思い出しました。
ぼくはきのうのnoteで、『狭く深くを最初にやって広く浅くまでやっていけば、熱量に応じたきれいなグラデーションにある』ということを書きました。そのうえで、そうやって間口を広くとっておけば、興味度の浅い層から深い層に来てくれる人もいるのではないかとも考えていました。
しかし、今回改めて上の最所さんのnoteを読み返してみたところ、
私は大抵のファン組織は『2:6:2』に収束していくと思っている。
何をしてもファンでいてくれる人が2割、何をしても文句をいう人が2割、そしてどちらでもない浮動票が6割。
私たちはついこの6割を熱心なファンに変えようと努力してしまうけれど、何をしても根本的なこの割合は変わらないはずだと私は思う。
逆に『1:8:1』など浮動票が多い方向に変化することはある。
や、
しかしこのサイクルにおいて人が本質的に求めているのは『話題のものを買った/体験した自分』でしかない。
つまりそのモノやサービスでなくてもよいため、他に話題のものを見つけたらどんどんそちらに流れていってしまう。
さらに誰かがおすすめしていたバイアスがかかっているため、多少不満に思うところがあってもいい体験だったと無意識に『思い込む』ことがある。
そして何かの拍子に悪い評価に接した際、『それ、私も思ってた!』と負のスパイラルが起きる原因になってしまう。
といったことが書いてあって、浮動票で間口を広げようとすることは、めちゃくちゃ諸刃の剣でもあるなと感じました。
『だいたい自分と世間の面白いが違うから、自分のやりたいことをやって狭く深くor世間の面白いに少し合わせて広く浅く』的なジレンマがあったところを、『狭く深くの熱狂から広く浅くにつなげていく』という仕組みで解決できるのかもしれない!というのが昨日までのnoteの趣旨だったんですが、一周回って、結局同じところに返ってきてしまった感。。。螺旋状的に思考がブラッシュアップされてる感覚もあるけど...!
熱狂を作るという仕組みも諸刃の剣なら、じゃあどうすればいいんだということを、次は改めて考えます。
どうすれば一番、持続可能性と新陳代謝と成長を成立させられるのかについて。
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