話すこと③〜私が取り組んでいる実践〜
前回は話すことについて「常識を疑う」という題で書かせていただきました。
今回は、実際に教室で取り組んでいることを書いていきます。
①話すことを通して、人間関係を作ること
このような類いことのことは、多くの先生方が取り組まれていることだと思います。特に4月5月の学期のはじめの時期には、クラス替えをし、子どもたちの関係が希薄なこともしばしばあり、何かしらの取り組みをすることも多いのではないでしょうか。私も同じように「子どもたちの人間関係を作ること」を考え、取り組んでいます。それが、話すことを通して人間関係を作ることです。では、どんな方法でしょうか。それをご紹介します。
②トークキングを通して、友達のことを知る
私のクラスでは、毎日トークキングというものを実践しています。簡単に概要を説明します。
・10分間決められたお題でお話をする
・最初はどちらから話すかをジャンケンで決める
・クラスの子とどんどん話をする
・より多くのお友達と話すことを目指す
この形で実践しています。私のクラスでは、これをトークキングと呼んでいます。狙いは単純で、より多くのお友達とお話をすることです。そうすれば、お友達の名前を知り、クラスで安心・安全に過ごすための基礎作りができると思っているからです。お話を通じて、どんどん相手を知ることができます。
③私が感じていること
トークキングを1ヶ月半ほどしてきました。子どもたちからは、「また〜」のような声は出てきません。「今日は何をするの?」や「次回は?」といったように少しは、興味を持ってくれたと思っています。それだけ、子どもたちにとって、より良い活動となったんだと思います。また、ハキハキと喋る子が増えてきました。4月当初は、声が小さくて、何をいっているかわからない子もいました。それが最近では、はっきりと喋る子も増えてきました。
少なくとも、負の連鎖ではないことは確かです。
④終わりに
トークキングは、アレンジが可能な取り組みだと思っています。特に授業の導入部分では、活用しやすいです。算数、外国語などでもできると思っています。そういった意味では汎用性が高いものではないかと感じています。
ここまで、読んで頂いた方々、ありがとうございました!
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