B-SKETがあって今の自分があるなとしみじみと思った話
何の話?
この間スタートアップ系のメディアの取材を受けていて、
「AIR Designが出来る前ってどんな感じだったんですか?」
という質問を受けて、改めて振り返ってみたらとある期間を前後して全く人生が変わっていた事に気が付いた。
人生には大きな転換点があると思う。
僕にとって、もしかしたらそれがB-SKETというアクセラレーションプログラムだったのかもしれない。
(ここからB-SKETの事をべた褒めするけど、お金はもらってないし本心です。ただ、なぜ書いてるかって?大人とは、そういうものです。)
B-SKETとは?
『B-SKET』は株式会社ベーシックが運営するアクセラレータープログラムです。ベーシックCSO(チーフ・ストラテジー・オフィサー)の田所雅之さんが監修を務めており、現在Batch3が行われています。
ガラパゴスは2019年2月よりスタートしたBatch2に採択され、約4ヶ月に渡り、プログラムと専門家によるメンタリングを受けました。
(以上、公式見解。)
B-SKETとの出会い
2018年末くらいから、「そろそろ資金調達でもしようか?」くらいの軽い気持ちで事業計画書とかピッチ資料を作り始めた。
でも、何か勢いというか迫力が無い。
相談する相手もいなくて取締役陣でどうしようかね?って言ってたら、島田がすっとこれを見つけてきた。
だいたいこういうのを見つけてくるのはいつも島田だ。
田所さんのお名前は知ってたし、何より、すごいたまたまなんだけど、ピッチ資料は田所さんのこれをそのまんま見ながら作ってた。AGENDAから何から何まで全部書いてある通りに作ってた。
めっちゃ良いじゃんと思ったんだけど、要件に"SaaS"ってあって、僕らその時は全然SaaSじゃなかったけど、何か変えなくちゃと思って思い切って応募してみた。
デザインAIのコア技術は証明されつつあったし、こっからSaaS化していきたいって気持ちに嘘は無かったし、そういう計画だったのでその熱意を田所さんの面談でぶつけてみた。
そしたら、通った。
そこからの記憶は正直いってほとんど無い。あまりにめまぐるしくて、あまりに忙しくて、あまりに楽しい時間だったから。
B-SKETで事業はどうなったのか?
僕たちのデザインAIは当時ロゴの自動生成だった。
でも、ビジネスモデル的にちょっと厳しいかもって内心思ってた。単価が安くて、買い切りで、手間がかかる。
そしたら、ピボットしかない。
僕らが持ってる技術を活かしつつ、良いマーケットを探す旅に田所さんと出掛けた。(つっても毎週のメンタリングは麹町ですが。)
田所さんはいつもこう言ってくれた。
「カスタマーのペインは何ですか?」
何度も何度も何度も現場のヒアリングを行った。はっきり言って、これ、自分たちだけじゃやらないね。コーチの田所さんいないと手抜きしちゃうね。
そして、、、、見つかった。
そこからはプロダクトを作り直し、営業資料作り、営業に行き、戦略を書き直し、仲間を集め、ビジョン/ミッション/バリューを再定義し、営業し、改善し、営業し、改善し、、、、(それ以外もめちゃくちゃいろんな事があって)、、、今に至ります。
事業はどうなったかというと、全く生まれ変わりました。
なにより、「AIR Design」というサービス名も、このB-SKETの期間中に降ってきたんですから。
B-SKETの後
B-SKETは6月14日の最終DEMO DAYの発表をもって終了。
僕たちはその時、運良く実力を出し切る事ができて優勝する事ができました。
そこから色んな事が変わったと思います。
・AIR Designってサービスを少し知ってもらえるようになったこと。
・プレゼン会場にいた守屋さんにその後、顧問になってもらえたこと。
・このプレゼンを見て、めちゃくちゃ優秀な今の執行役員Sさんが入社を決めてくれた事。(ちなみに紹介者はメンターのmorichさん。)
・僕自身の自信に繋がった事。
・ベーシックの秋山さんやメンター陣と一気に人脈が広がったこと。
・目線が2段くらい上がったこと。
数え上げたらキリが無いけど、DNAだけ残して、全ての細胞が入れ替わった感じです。
B-SKETをオススメするベンチャー
何となくの僕の体験レベルで恐縮なのですが、下記に思い当たるベンチャーは参加するのが良いかなと思います。
・PMF前のベンチャー
・放置よりも手厚い方が性に合う
・ユーザーのペインを自信を持って言い切れない
・そもそもマーケットがどこか良く分かっていない
・サービスの認知度をもう少し上げたい
・ピッチがいつも人に伝わらない
・田所さんが好きだ
ピンときたベンチャー経営者は今すぐここにアクセスだ!!
次回はもう少し、期間中にどんな事があったのかを書いてみようかな。