13_オセロと語彙力
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。
持ち上がりのため、2年目に突入です。season 2
「オセロ」に興味を持ち始めたわが子。ルールや勝ち方を教えながら遊んでいます。
わが子が勝っているときはいいのですが、たまに負けそうになると
「もうやだ!」「せん!」と言って泣き出してしまいます。
思い返せば、カルタやUNOで遊んでいた時もそうでした(スゴロクは手加減のしようがないので難しかったですが…)
子どもの感情は、生まれた時は快と不快の2種類で、
発達とともに細分化していくそうです。
例えば、快は「安心」「満腹」「安心」「嬉しい」に、
不快は「痛い」「空腹」「不安」「悔しい」
というよう具体化されていくイメージです。
そして、細分化した感情を他者に伝えたり、自己理解したりするためには、適切な言葉で言語化することが大切です。いわゆる語彙力です。
さて、オセロの続き。
父「なにが嫌なの?」
子「…まけるもん」
父「負けそうだったから悔しかったの?」(不快→やだ→悔しい)
子「…うん」
父「そっか、悔しかったんやね。じゃあ…(後略)」
例えば「ヤバい」「ムカつく」…口にするのは簡単ですが、何がどのように快や不快なのかが正しく相手に伝わらないとすれ違いの原因になります。また、自分自身がよくわかってないこともしばしば。語彙力を上げるためには、なるべく語彙力の高いメディア(文章、音声、動画)に触れさせたいものです。
何とか機嫌もおさまり、その日の夕食。
子「パパ、のり」
父「父さんは海苔じゃありません(おじさんの鉄板)のりがどうしたの?」
子「のりをとって、のりまきをつくってってこと」
予想以上の言葉が略されていた…やはり、語彙力大切。
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