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【質問】わが子が学校に行かなくなった。#ゲーム三昧はダメですよね?

「学校に行かなくなってから、家で過ごす毎日」

「外に連れ出そうとするものの、コロナで外出しにくかったり」

「そもそもわが子は外で何か興味のあることもなさそうだし」

「家にいるときはゲームかYoutube」

「このままの状況が続くのかと思うと心配になります」

そんな話をよく聴いてまいりました。

今回の記事ではそんなご心配に応えてみようと思います。

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ゲーム「肯定派」 vs ゲーム「否定派」

「好きなことなんだからゲームをどんどんやらせてあげましょう!」

「自由にやって、制限を外してあげましょう」

このようなゲーム肯定派があります。

「学校に行っていないんだから、その分自宅で勉強をしないと」

「もっと自発的に取り組める何かを見つけてあげてください」


そして、このようなゲーム反対派の意見があります。

お母様・お父様はこのどちらの意見も理解できるため、考えがまとまらないわけです。

そもそもゲーム「否定派」の主張をまとめますと、「社会性を身につけよう!」ということなのだと思います。

「1人で完結するゲームという空間では、社会を広く見渡すことはできない」

そういうことなのだと思います。

確かに学校の勉強を通して身につけた知識が、社会を広く見ることを助けるということは同感です。

さて一方、ゲーム「肯定派」の意見はどうでしょう。

この主張はシンプルに
「わが子のペースで伸び伸びと生活をさせてあげましょう!」
というものでしょう。

そうしますと、

「肯定派」と「反対派」のどちらの主張も取り入れた方法があればOKですよね?

実はその方法が存在します。

「おもちゃ」を「道具」にする

まずはわたしを例にしてみます。

私がYoutubeに動画をアップし始めた頃は、何が何だかよく分からず「いろいろやってみよー、っと」みたいな感覚でした。

自分がドラムを叩く様子を公開してみたり、近所で見つけた虫の映像を公開してみたり。

その動画にサムネイルという自作のタイトル画像を貼り付けてみたり。

別に誰かに言われてやっていたものではなく、なんとなく興味があったのでやってきていました。

最近、そのYoutubeに道具としての価値を感じ始めています。

別の言い方をしますと、私はYoutubeを道具として使用し始めています。

具体的には私は「差別問題」をテーマにした対談動画を知人の協力により公開しているのですが、この内容を「私の趣味の範囲を超えて、社会に届けていく必要がある」と感じるようになってきたのです。

つまり、自分の趣味でやってきたことに社会性を持たせる結果となっています。

このように遊びながら、それを社会とつなげていくことは可能なのです。

ゲーム & 社会

それでは、お子様のゲームがどのように社会とつながるのでしょうか?

正直に話しますと、つながり方なんて無限に存在します。

つながりたい人同士がつながっていくわけです。

ただ、お子様の視野ではおそらく「広く社会を見渡し、自分の好きなゲームを誰とつなげていけば良いか」を見つけることは困難かもしれません。

そこでお母様・お父様の出番になります。

社会を見渡し、わが子の趣味と接点を持たせる方法を見つけていくのです。

繰り返しになりますが、この方法は無限に存在します。

お住まいの地域も違えば、お母様・お父様の趣味・特技・友人も違うわけですから。

ですが、1つだけ例を挙げてみます。

お子様がゲームをしている様子をブログに書いて、オンラインで公開してみるのです。

もちろん匿名でOKです。

今わたしが使用している、「note」というブログでは記事ごとの閲覧者数をカウントして表示してくれる機能がついています。

つまり社会の中のどなたかかが、自分の書いている記事を読んでいることがわかるのです。

どれだけたくさんの方が読んでいるかは問題ではありません。

これによって、わが子のゲーム活動が確実に社会とつながる結果を知ることができます。

これはとても小さな一歩なのかもしれません。

ですが「0」と「1」は違います。

その一歩目のおかげでさらに見えてくる世界があるのです。

それは社会と繋がったという「お子様の笑顔」かもしれませんし、新たな子育て世代とのつながりかもしれません。

その新たな世界が何かはわかりませんが、そこには必ず新しい何かが存在します。

最後に

新しい何かを始めるときに不安になる気持ちはわかります。

ですが、その不安をお子様は跳ねのけて「学校に行かない」という選択をしてきました。

それは誰のおかげでもなく、いつもお子様の身近にいるお母様・お父様の姿勢に学んでのことです。

ご自身では気がついていないかもしれませんが、これまでにも自然に新しい何かに取り組んできているはずです。

その姿勢をお子様は学ばれているわけですから。

あなたなら、大丈夫です。

素晴らしい方なのですから。

ここまでご覧になられている方なのですから、絶対に大丈夫です。

わたしはそう確信しています。


牛島健太

今回の記事は以上です。

お知らせ

天王寺区民センター(大阪府)でお話会を開催いたします。テーマは「『学校へ行かない』と決めた子どもたちへ ~私達オトナができること~」です。

お困りの方の力になりたいと考えております。

参加費は無料ですので、気楽に足を運んでいただけましたらと思います。

当事者だけではなく、周囲の皆さまにもご参加いただいております。

また、このお話会を身近でお困りの方にシェアしていただけますととても嬉しです。

子どもたちとそのご家族により多くの笑顔が溢れますように。

詳細は以下からご確認くださいませ。

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