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東京新聞さんに紹介いただいた地元松戸での活動

東京新聞の千葉版に12月号で登場いただく、矢切ねぎを育てている唐澤さんと行っている活動を紹介していただきました。

水田復活プロジェクトについて

唐澤さんと知り合ってちょうど1年。
それまで、矢切ねぎの存在は知っていたものの、地元でもなかなか食べる機会がなく、矢切で知っているのは矢切の渡しぐらいという、地元とはいえ本当に知らなかった矢切という場所。

畑が広がり、江戸川、坂川が流れ、松戸とは思えないこの場所を唐澤さんとの活動でより深く知ることができたことは本当によかったと思っています。

ねぎの収穫体験

そもそものきっかけは、松戸市民活動サポートセンターのみらいカイギというイベントで、松戸でやりたいことを発表させていただき(僕の話したテーマは食を通してSDGsを学ぼうだったと思います)そのカイギから生まれたのがまつどSDGsノウエンというグループで、生産者の唐澤さんに協力いただき、じゃがいもを植えて、世話をしたり、ねぎの収穫体験だったりと農作業をしながら、SDGsについて考えることができればとやってきました。

ちば食べる通信の取材を通して、それまで知らなかったことを僕は生産者さんからたくさん教えてもらってきました。気候変動がどう影響しているのかとか、夏は涼しく冬暖かいところにいた僕は、どこか他人事だったのが、実際に僕らが食べているものは、直にその影響を受けていることを理解するようになりました。

僕はSDGsの専門家ではありませんし、そもそも去年話した理由は、SDGsについて知らないことが多いから、この機会に、それもただ勉強するんじゃなくて、楽しみながら、自分の身近な食についてまずは考えられるといいんじゃないかと思っての発表でした。

SDGsで掲げている目標はバーっと読みましたが、いかに自分の子どもたちにいい地球を残すかとざっくりと理解をし、その中で自分に何ができるんだろうかと考えることが大切だなと思ってます。

全国的に農家さんが減る中で、これまで作物を作っていた田畑で耕作されない、いわゆる耕作放棄地が増えているんですが、矢切でもそれは起こっています。でも実際に耕作放棄された土地があったからって、自分達の生活には特に関係がないって思うのが普通ですが、イベントでの作業を通じて、自分にも関係があると思える機会を作ることは大切なんじゃないかと。

水田復活プロジェクトは、唐澤さんが知り合いの農家さんから任せられた田圃の一部で行っています。
新聞に書いてある通り、まだ草を刈って、土を耕した段階です。
参加した人たちが何かを感じ、そこからまた他の人に伝わっていくといいなと思っています。世の中に起こっている問題を解決する方法はたぶん色々とあると思うんですが、僕は、まずは知ってもらうこと、そしてそこに興味がある人が集まることをできればと思っています。人が集まった時のパワーはやっぱりすごいものがあり、そうやって知らなかったことを知ることがまずは課題解決の一歩目なんじゃないかと思うんです。

今回の活動にしても、ちば食べる通信にしても、僕が何か課題解決をできる知恵やノウハウがあるわけでなく、ただ考える人が増えること、知恵が集まること、そして実行する人数だったり力を持てること。そうすると、もしかすると何かの問題はいい方向に向かい、結果としては僕らの住んでいる環境に対してプラスになるんじゃないかと思っています。
僕が40数年生きてきた中で、そんなに地球のことを考えてはいませんでした。多分。
でも、子どもができて、この子に何が残せるんだろうと考えるようになった時、せっかくならばいい環境を残せることをだったり、おいしい食べ物を知ったり、自分が生まれ育った街のことを知ったりとできるといいなーというのが、僕が今やっていることなのかもしれません。

一人一人が、少しでも何か自分にできることをやった時、一人一人の一歩は小さいかもしれませんが、人数が増えた時には影響も大きくなるはずです。今回のプロジェクトも、ちば食べる通信も参加者を増やしたいのはそういう理由もあり、またいい意味で力を持てると出来ることも増え、また大きなことができるんじゃないかと思ったりはしてます。

こういう問題を解決するんだ!というのは実はなく、楽しみながら知っていく中で、自分の興味のあることが見つかり、それをやってみようとなればいいなと思っています。
その興味がどこにあるかは人それぞれ違うと思います、だから食べる通信の特集で書かせていただく時も、いろんなことを書いてるんだと思います。

来年もまた色々なプロジェクト、イベントをやっていきますし、引き続き食べる通信は毎月発行するので、ぜひどういう形でもご参加いただき(食べる通信の読者さんは増えて欲しいのは本音ですw)みんなで楽しみながら、知って、困っていることがあれば助け合っていく活動ができればと思います。

来年はもっともっと多くの方と、そしていい意味で大きな力をつけたいと思うので、個人の方はもちろん、県内の企業や団体の方々とご一緒できればと思います!そういう意味でも来年はもっと大きな媒体に、影響力を持てる媒体にしていければと思っています。食べる通信って知ってるよっていう人が、千葉県民の半分ぐらいになることを目指してやっていきます!

ちば食べる通信について、詳しくはこちらからhttps://chibataberu.com/about/

東京新聞の記事はこちらからも読めます!


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