それはまるで小さな勇者たちの挑戦のようで
今日は家族全員で診療所へ。
そう、注射の日だ!
娘ちゃん、妹ちゃん、そしてボンも受けることになっている。
「痛いのかな…?」
と不安そうな妹ちゃんに、
おとうさんは
「すぐ終わるから大丈夫だよ」
と声をかける。
娘ちゃんはというと、
「もう慣れたもん!」
と胸を張るが、内心はちょっと緊張している様子。
そして、ボンは何もわからずニコニコしているだけ。
家族みんなの注目が集まる中、
小さな勇者たちの試練が始まった。
まずは娘ちゃんから!小さな勇者、堂々たる姿
順番は娘ちゃんから。
「大丈夫、ちょっとチクッとするだけだからね」
とおとうさんが手を握り、娘ちゃんも覚悟を決める。
いざ注射が刺さる瞬間、娘ちゃんは少し眉をひそめたが、
「痛かったけど、泣かなかったよ!」
と誇らしげ。
おとうさんも
「よく頑張った!」
と娘ちゃんを褒める。
娘ちゃんの立派な姿に、
妹ちゃんも「私も頑張る!」と気合を入れ直す。
妹ちゃんも続け!少し涙目でも大健闘
次は妹ちゃんの番。
「おとうさん、手握ってて!」
と不安そうに言う妹ちゃんに、
おとうさんは
「もちろん!」
と応える。
針が刺さった瞬間、
思わず涙がこぼれそうになる妹ちゃんだが、
すぐに「痛かったけど、我慢できたよ」
と頑張りをアピール。
おとうさんも
「すごいぞ!」
と感心しきり。
妹ちゃんは少し涙目ながらも満足そうな笑顔を見せた。
最後はボン!なぜか泣かない謎の展開
最後にボンの順番が来る。
まだ喋れないボンは、注射のことなんて理解しているはずもない。
それでも針が刺さる瞬間、おとうさんは
「さすがに泣くだろうな…」
と身構えるが、なんとボンは泣かない!
目を丸くするお医者さんと看護師さんに、
「これは珍しいね」
と驚かれ、おとうさんも
「ボン、君は大物だな…」
と内心感動する。
ボンは不思議そうな顔をしつつも、
何事もなかったかのようにケロッとしている。
頑張った後のご褒美は、回転寿司!
注射が終わり、家族で向かったのは近所の回転寿司屋。
「今日はみんな頑張ったから、ご褒美だ!」
とおとうさんが言うと、
娘ちゃんと妹ちゃんのテンションは一気にアップ。
店に入るやいなや、「サーモン!」「エビ!」とそれぞれの好物を次々に注文。
娘ちゃんはサーモンを堪能し、妹ちゃんはエビをパクリ。
「おいしい~!」と満足げだ。
ボンも食べられるものをおとうさんが手渡しで食べさせると、ニコニコ顔で大喜び。
カミさんも、
「今日は子どもたち、よく頑張ったね」
と優しく声をかける。
おとうさんも、
「これくらいのご褒美は必要だな」
と納得顔でお寿司を楽しむ。
家族みんなでの回転寿司は、
まるで小さな祝いの宴のようだった。
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