エッセイ「HSPはひとり時間を作るという行動デザインをする」
ひとり時間。
HSPに必要な時間だ。
このひとり時間をうまく自分の1日にデザインして、疲れとうまく付き合って行くことはできないか考えてみた。
まず、ひとり時間はどのようにレイアウトをしたらいいのだろう。
人と会った後?仕事の後?朝の静かな時間を大事にする?寝る前1時間?
答えはその全てだ。
自分の行動様式に合わせてひとり時間をレイアウト、つまりデザインしていって欲しい。
僕の1日にレイアウト、つまりデザインしているひとり時間は次の通りだ。
まず、朝6時から朝8時半。この時間は誰とも会わない。コンビニにタバコを買いに行かないでいいように前日にタバコの用意をしておく。朝の時間は僕は神経質になりやすいので誰とも会いたくないのだ。だから、朝活の時間は1日の調子を整える神聖な時間として、ひとり時間をとっている。8時半からは父と30分話す予定も日課でこれはこれで楽しみにしている。
次に12時半からの1時間。
これは、僕のデザイン事務所での勤務は午前中だけなので、仕事から帰ったらひとり時間を作って自分の精神を癒やし充電するようにしている。
こうすることで仕事の疲れがとれ、仕事での出来事を両親に話す準備が整う。
そして、寝る前1時間。
この時間帯は日記を書いたり、音楽を聞いたり、読書をしたりして心を充電し、睡眠にスムーズに移行できるようにするためのものである。
このタイミングで小学校の同級生と電話することもしょっちゅうあるが、彼とは遠慮せず話せる仲で短時間の電話なのでHSPの僕にも負担にならない。
このように1日に固定してひとり時間をレイアウトしていくと、うまくHSPの疲れやすさと付き合うことができるようになる。
そして、臨時でひとり時間が必要になることもある。
その時は、「こういう条件になったらひとり時間を作ろう」と自分でその場でひとり時間をレイアウトするデザインをすればいい。
このように、ひとり時間をデザインすることでHSPである僕は精神を健全に保っている。
HSPの繊細さを活かして仕事でいいデザインをするために。