グッドデザイン賞がスタート地点に立たせてくれた。|ふたり指輪『CONNECT』
こんにちは。
株式会社SWITCH DE SWITCH(以下、SDS)
代表の杉原賢と申します。
本業はジュエリーデザイナーです。
このたび、SDSが展開する
ふたり指輪ブランド『CONNECT』が
「2021年度グッドデザイン賞」を受賞しました!
ペアリングの受賞は史上3度目なんだそうです。
本日グッドデザイン賞受賞についての
プレスリリースを発表しました。
嬉しさ余って、
受賞までの経緯や今後の方針について
書き留めたいと思い筆を執りました。
実績も知名度もない指輪ブランドが、
グッドデザイン賞を受賞するまで。
コンセプトの着想からデザイン、
ブランディングや今後について、
出来るだけ体系的に記したいと思います。
ふたり指輪『CONNECT』とは
まずは、“ふたり指輪”と『CONNECT』の概要から説明します。
“ふたり指輪”とは…
SDSが提唱する新しい指輪の在り方です。
「関係性を結婚に限定しない」をルールとし「2本で1つになる」という特徴をもたせる。その2点を“ふたり指輪”の条件としています。また、それらの条件を満たしたうえで、指輪本来の価値と心地よさを追求した“ふたり指輪”ブランドとして立ち上げたのが『CONNECT』です。
これだけだと抽象的すぎるので、もう少し詳しく理解したい人のために、何をもって「関係性を結婚に限定しない」のか、『CONNECT』が指輪本来の価値と心地よさをどのように定義しているのかを以下より補足します。
関係性を結婚に限定しない
これは単に「指輪の着用を左手薬指に限定しない」ということです。
ほとんどの人は他者が指輪を左手薬指につけているだけで、それを“結婚指輪”と認識します。その認識が結婚を選択しなかった、あるいは選択できなかった人たち(便宜上、非婚者とします)にとって意図しない詮索を生むことがあるため、着用する指をふたりの意思で選択できる指輪を“ふたり指輪”と定義しました。
『CONNECT』はその定義を体現するため、すべての指を選択できるように108種類のサイズバリエーションを用意しています。(他社のサイズバリエーションは多くて15程度)ちなみに、くれぐれも“結婚指輪”を否定しているわけではなく、SDSが大切にしているのは「左手薬指につけるかどうかを選べること」。同義となる「結婚指輪にするかどうか」はふたりの自由意志で決めるべきだと考えています。
指輪本来の価値
そもそもなぜ指輪なのか?ピアスやネックレスではダメなのか?という議論になったら僕は必ず「なんでもいい」と答えます。指輪はただ“無難”なだけだと。
冷静に考えると、全てのふたりが指輪をつけてるのって変だなと思うんです。だって、人となりや関係性によって馴染み深いものは様々なはずですから。例えば、本がきっかけで出会ったふたりならおそろいの栞でもいいはずですし、筋トレがきっかけで出会ったふたりならばプロテインシェーカーでもいいはずです。
ほとんどの人が指輪と関係ない人生を生きているはずなのに、それでも指輪は選ばれ続けている。持論ですが、その理由は指輪がもつ“合理性”にあると思っています。ちょっと説明しますね。
僕たちは仕事をしていても家事をしていても、無意識に見続けているものがあります。それは“手”です。当たり前ですが、指輪は手にくっついている。だから一日に何度も、無意識に指輪を見てしまいます。
例えば、神社で買ったお守りを見るたびに「志望校に受かるぞ!」「健康な子供を産むぞ!」と鼓舞されるように、ふと指輪を見るたび条件反射でパートナーのことを想う。ゆえに指輪はもっとも合理的にパートナーを思い出せる装置である。という理屈です。
SDSは、その合理性こそが指輪本来の価値であり、もっとも無難な“ふたりの共有物”たる所以だと思っています。
追求したのは、心地良さ。
一見すると、変哲のないシンプルな指輪に見える『CONNECT』ですが、最大の特徴は「ひとりが2本の指輪をつける」という点にあります。
“お互いの指輪をシェアする”というコンセプトのもと、分離した2本の指輪をひとりが1つの指輪として着用する仕様になっています。
このデザインの背景には「いかなる関係性においても“ふたり”は個を尊重し合うべきであり、対等であるべき」。という意志が込められており、その意志を「精神的な心地よさ」の根拠としています。
また、造形的な無駄を徹底的に削ぎ落とし、まるで体の一部のような一体感を感じてもらえるように「身体的なつけ心地」も追求しています。
プロダクトの詳細はWEBサイトでご覧いただけると幸いです。
https://connect.switchdeswitch.com/detail/
① 軍人だったジュエリーデザイナー
『CONNECT』立ち上げを語るうえで僕個人の話は避けて通れないので、経験談を交えつつ、コンセプト着想からグッドデザイン賞受賞までの経緯を記していきたいと思います。
改めて、杉原賢と申します。
ジュエリーデザイナーです。
ジュエリー職人の両親をもち、ジュエリーの専門学校を卒業してジュエリーデザイナーになった正真正銘の叩き上げです。過去には、日本でもっとも権威あるジュエリーコンペティションで新人大賞を受賞させていただきました。
こう書くと、順当にジュエリー業界で実績を積んできた人のようですが、そうではありません。
僕は過去に2年ほど、ジュエリーの世界から離れていたことがあります。
韓国人として、兵役義務を全うする必要があったからです。
渋谷のジュエリー専門学校を卒業した後、北朝鮮の目前で2年間「K9自走砲」という、移動式ミサイルみたいな戦車の砲手をしていた経験があります。つまり元軍人です。(本名は李賢基といいます)
軍隊と聞くと過酷なイメージがあるかと思いますが、実際は想像よりもずっと平和で、基本的に“激しめなアウトドアの部活”みたいな2年間でした。
ただ一度だけ、北朝鮮との緊張感が強まり命の危険を感じたことがあります。
戦車の中で死に怯えながら数日間を過ごした経験を経て、それまで疑うことのなかった自分の人生に疑問を抱くようになりました。
「得意とするジュエリーデザインという能力を活かして、このまま“オシャレさ”を追求するだけでいいのだろうか?」「もっと社会のためになる仕事を生業にできないだろうか?」と。
考えた末に出した答えが「結婚指輪に特化したデザイナーになる」でした。
美しさや世界観などの情緒価値だけが指標となるジュエリーの世界で唯一、結婚指輪だけは社会的な価値を持っていると信じたからです。そして除隊後、日本に戻った僕は東京表参道の結婚指輪ブランドにデザイナーとして就職しました。
② “結婚指輪” に感じた違和感
僕が務めていたのは、オーダーメイドを得意とすることで有名なブランドでした。
デザイナーは来店したふたりの担当者となり、ヒアリングからデザイン、制作監修、納品までを一貫して行います。4年間で担当したふたりは1000組以上、デザインした指輪は2000本に及びました。元々接客は好きだったし、デザインも自由にさせてもらっていたので、やり甲斐は十分すぎるほど感じていました。
何より、毎日たくさんの幸せに触れる悦びがあった。はじめの2年間は天職だと思っていました。
違和感を感じるようになったのは3年目に突入した頃、とあるふたりを担当してからです。
それまで担当したふたりは全員が結婚をしている、あるいは婚約中でしたが、そのふたりは事実婚であることを僕に告げ、続けて「結婚指輪はつけられないんです」と言いました。
「結婚指輪はつけられない」
その言葉に困惑しました。なぜなら結婚指輪には決まったルールがないからです。素材もデザインも、全てが自由なはずなのに、なぜこのふたりは結婚指輪を拒絶するのか。しかも結婚指輪のお店で。
その言葉の真意は「指輪は欲しいけど、周囲に結婚していると思われたくないから左手の薬指につけたくない」でした。結婚指輪を“結婚指輪”たらしめているのは「左手の薬指につける」という行為であり、その行為によって気まずさを感じる人がいる。とのことです。
ショックでした。
結婚指輪こそは、誰にでも平等なジュエリーだと信じていたからです。この出来事によって僕は、誇りに思っていた“結婚指輪”という概念に違和感を抱き始めるようになりました。
③ “ふたり指輪” の着想
その後も何組か、様々な理由で法律婚(結婚)をしない、あるいはできないふたりとの出会いがありました。中には先述した事実婚のふたりのように、結婚指輪に対して明確な拒否反応を示す人もいましたが、ほとんどが「左手の薬指につけること」を前提に指輪を選んでいました。あくまで体感ですが、結婚指輪に気まずさを感じる人はおそらく、非婚者を含めても全体の0.5%以下。
「99.5%が結婚指輪を望んでいるから、0.5%を無視して結婚指輪をつくり続ける」
そう割り切ってしまえたら楽だったと思いますが、無理でした。結婚指輪に人生を掛けているからこそ、一度感じてしまった違和感は日を追うごとに膨れ上がっていきます。
そんな中、僕を突き動かす決定的な出来事が起こりました。
当時付き合っていた今の妻との婚約破談。
理由は親族からの反対です。僕の韓国籍が原因となり、婚約はおろか交際自体をやめるようにと強く説かれました。当時僕たちは同棲をしていましたが、一ヶ月以上泣きながら眠りにつく日々は、本当に苦しかったです。
破談からしばらく経ち、苦しさにも慣れ始めた頃。「制作を予定していた結婚指輪をどうするか?」という話題になり僕からこう提案しました。
「結婚が許される雰囲気ではないけれど、別れるのは嫌だし、左薬指以外につけて過ごそうか」。
……!!!
言い終わった瞬間に思い出したのは、僕に違和感を与えてくれた事実婚のふたり。「結婚指輪はつけられない」。あの言葉に初めて共感した瞬間でした。
結婚指輪に対する確かな違和感。
そこに自らの共感が加わったことで、その日から僕の中で使命感が芽生え始めました。「どんな関係性であれ、自由に、心地よく、あらゆる“ふたり”がつながっていられる指輪をつくりたい」。そんな想いから生まれたコンセプトが“ふたり指輪”です。
※いろいろありましたが無事に結婚し、今では2人の息子に恵まれ、親族はみんな仲良しです。
④『CONNECT』誕生秘話
その後、僕は会社を辞めて独立するわけですが、独立した時点で『CONNECT』のプロダクトデザインはほとんど完成していました。というより、僕と妻がすでにつけていました。
実は『CONNECT』は、
僕たちの結婚指輪を元にして開発したデザインなのです。今まで公言していませんでしたが、せっかくなので「なぜ “2本で1つになる” デザインは生まれたのか?」について記しておきたいと思います。
今からおよそ5年半前に婚約をし、僕は彼女との結婚指輪をどうするか悩んでいました。ジュエリー業界では「プロが自分の結婚指輪をつくったら結婚生活がうまくいかない」という眉唾ジンクスがありまして、友人などに結婚指輪の制作を依頼するプロジュエラーは少なくありません。ご多分に漏れず僕もその1人。デザインにこだわることよりも、誰につくってもらうかが重要だと考えていました。
しかし僕には結婚指輪をつくってほしい人が2人いました。1人は韓国に住むジュエリー職人の父親、もう1人はドイツに住むジュエリーアーティストの先輩です。2人とも僕の恩人であり、片時も忘れたくない大切な人です。(妻のことも大切にしてくれています)でも僕は日本に住んでいるわけですから、三者は別々の国にいる状態。困りました。
考えた末に、「指輪を半分割した設計図をそれぞれに送れば、別々につくってもらっても1本としてつけられるじゃん!」という発想に行き着きます。この思いつきこそが『CONNECT』のオリジンです。
半ば偶発的に生まれたデザインではありますが、この「大切な2人が1つの塊になる」というコンセプトにこそ、長年追い求めた指輪の本質があるのでは?そう思い、いつか商品化したいと願いながらデザインを磨き続けていました。
そこに前項の、結婚指輪に対する違和感と使命感の話がやってきます。
ジュエリーデザイナーとしての集大成といえる指輪デザイン。そして、人生をかけて知り得た結婚指輪への気づき。それらを組み合わせて、あらゆる“ふたり”の心地よさを追求する指輪『CONNECT』は誕生しました。
⑤ チーム「SWITCH DE SWITCH」として
いかにも、満を持して独立したかのように語っていますが、独立後1年間は何一つうまくいきませんでした。手探りでブランドをリリースしたものの、セレクトショップに営業をかけても全く響かず、SNS広告も数字につながらない。
プロダクトに絶対の自信があった分、疑うべきものはたったひとつしかありませんでした。
僕自身です。
商品管理から顧客対応、クリエイティブからセールスまで、あらゆる業務を1人で行っていましたが、能力不足が著しくクオリティに表れていました。圧倒的な力不足です。
1年という時間をかけてしっかりと挫折した僕は、それでも『CONNECT』を信じてコンセプトとプロダクトデザインを変えず、各領域のプロフェッショナルに助けを求めました。
アートディレクション
杉浦草介&根子敬生(CIVILTOKYO)
マーケティング
岡山史興(70seeds)
PRデザイン
キルタ
コンテンツメイク
鬼谷成美(70seeds)
撮影コーディネート
大島佳菜子
撮影
高橋宏樹
プランニング
田野英知
以上のメンバー加入によって、『CONNECT』および運営会社であるSWITCH DE SWITCHは2020年10月より全面的なリブランディングを実施。以前と比べ物にならないほど多くのお問い合わせをいただけるようになりました。現在も引き続き、ブランドの身だしなみはCIVILTOKYOが、育て方は岡山が、広め方はキルタが、動き方は田野が指揮してくれています。
手前味噌ですが、優秀なメンバーが集まりSDSがチームとなったことで、ようやく『CONNECT』は本来の力を発揮し始めたように思います。成長が著しく、もはや発起人である僕の手からも離れていくようで少し寂しいですが、その何百倍も嬉しいです。
⑥ マガジン「ふたりの指輪のはなし」
ブランドの細かいディレクションについては長くなりそうなので割愛して、代わりに『CONNECT』の姿勢を体現する新たな試み「ふたりの指輪のはなし」について記したいと思います。
まずは『CONNECT』の姿勢について。
最初の項目でも触れていますが、僕たちSDSは「指輪はあくまで選択肢のひとつである」としたうえで、そもそも指輪をつけるのか?どんな指輪をつけるのか?どの指につけるのか?その全てを自分の意志で選択することが重要であると主張し続けています。
もちろん『CONNECT』も数ある選択肢のひとつでしかありませんし、「世界にひとつだけのオリジナルリングがほしい!」という人には全く刺さらないプロダクトであることも自覚しています。『CONNECT』はもっとも無難で心地よい指輪、言うならば「究極の“これでいい”指輪」です。
究極の“これでいい”を提供している自負があるからこそ、デザインを吟味しながら「どんな指輪をつけるか?」に悩む人よりも「そもそも指輪をつけるのか?」に悩む人の一助となりたい。
そんな思惑から指輪のリアルを届けるマガジン「ふたりの指輪のはなし」を始めることになりました。
あえて言い切りますが、世間に流通する指輪(結婚指輪)の情報は偏っています。
全てが綺麗で微笑ましく、不自然にキラキラしている。その理由は「結婚指輪にはキラキラした世界観が求められている」という前提のもと、あらゆる情報源に結婚指輪屋さんが広告費を支払って「うちこそが一番キラキラしている!」と主張するからです。全ての結婚指輪屋さんが“キラキラ競争”に参加しているわけですから、当然のように世の中にはキラキラした指輪の情報が溢れます。
しかし僕は前職の経験で、悩んだ末に指輪はいらないと言ったふたりや、それぞれが違うブランドを選んだふたり、義務感丸出しで嫌々指輪をつけるふたり、を見てきました。
そんなキラキラしていない現実をゼ◯シィが発信するでしょうか?いいえ決してしません。広告主である結婚指輪屋さんにとって不都合な真実だからです。しかしそういうふたり達がいることを知って、「自分だけじゃなかった」と安心する人たちは必ずいるはず。
デザインや世界観を選ぶ以前に、指輪の必要性に疑問を抱く人は案外少なくないんです。
「ふたりの指輪のはなし」過去記事
⑦ グッドデザイン賞がスタート地点に立たせてくれた
構想から3年、創業から2年、リブランディングから1年をかけて“ふたり指輪”『CONNECT』は「2021年度グッドデザイン賞」を受賞することができました。
SDSにとって最初かつ唯一のブランドである『CONNECT』が社会的に評価され、筆舌に尽くしがたい喜びを感じています。『CONNECT』にとって本受賞は最初のゴールとなりますが、今後もあらゆる“ふたり”の心地よい選択肢となれるよう邁進していきます。
これで、ようやくスタート地点に立つことができた気がします。
グッドデザイン賞がSDSにもたらしたのは実績だけでなく、次の課題です。
『CONNECT』が社会的な評価を受けたことで、僕個人ではなく、『SWITCH DE SWITCH』として「なぜ指輪をつくったのか?」を語る必要ができました。
SDSはジュエリーのプロダクションでもなければ、プロダクトブランドでもありません。
創業直後に指輪から着手したのは、代表である僕の職能がジュエリーデザインであり、すでに“ふたり指輪”というコンセプトを持っていたからです。
『CONNECT』はSDSの“ビジョン”に近づくための手段である。そのことをずっと伏せたまま、まずはひとつでも結果を出そうと、脇目も振らず『CONNECT』を磨き続けてきました。
グッドデザイン賞を受賞したことで、僕たちは納得感をもって次のステージに挑戦できる。その事実だけは明言しておきます。
今日こそが『SWITCH DE SWITCH』のスタート地点です。
おわりに
ふたり指輪『CONNECT』は僕の全キャリアをかけた集大成ですが、作品ではありません。
もし、新品の写真アルバムに知らない男の写真が入ってたら嫌じゃないですか?同じように、ふたりをつなぐ指輪に僕の思想なんて1㎜もいらないんです。ここまで書き連ねたエピソードは、あくまで『CONNECT』を完成させるための素材でしかありません。
「グッドデザイン賞受賞」という最初のゴールに辿り着いた今、僕のエピソードは出がらしになりました。これからは『CONNECT』が、あらゆるふたりから、たくさんの物語を紡いでいってくれると信じて、期待に胸を膨らませながら筆を置きたいと思います。
最後に
これまで『CONNECT』に関わってくださった皆様、そして家族へ。
いつもありがとうございます!!!
もっと頑張りますので、
引き続きよろしくお願いします!!!!!
そしてあなたへ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もし楽しんでもらえたのなら、少しでも何かしらの参考になったのなら嬉しいです。
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