【稼ぐ力を高める日本企業💖】賃上げや企業価値の最大化はどのように達成されるのだろうか?日経新聞解説 2023/11/25
日本経済新聞の記事で
注目したい内容がありましたので
記事にしたいと思います💖
長いですが、目次をご活用いただきまして
どうぞ最後までご覧ください!
企業利益上振れ13%増 値上げ・円安で 上場1020社の今期 日経平均は今年最大上げ
記事に対するコメント📝
このような記事を踏まえて、業績好調な企業がどれだけ「賃上げ」に繋げられるのか?という点に着目したいなと思います
なぜならば、実質GDPは2.1%マイナスになっているからです
内閣府が15日発表した7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は物価変動の影響を除いた実質の季節調整値が前期比0.5%減、年率換算で2.1%減でした
このようなマイナス成長は3四半期ぶりだそうです
個人消費(C)と設備投資(I)が弱含み、輸出(EX)の伸びも力強さを欠いたことが要因であると言われています
なお、名目GDPは前期比0.0%減、年率換算で0.2%減と横ばいだったことも確認しておきましょう
そして、国内の総合的な物価動向を示すGDPデフレーターは前年同期比で5.1%上昇し、4四半期連続のプラスだったとのことです
伸び率は1981年1~3月期の5.1%プラス以降で最高となりました
なお、輸入物価は前年同期比でマイナスが続くそうで、食品や資材などの国内での価格転嫁も広がったことが懸念されていますね
このような内容は、マクロ経済学の基礎的な事項ですので、しっかり確認しておきたいなと思います
企業価値評価のアプローチ💖
プロジェクトに投資する価値があるかを判断するときに用いたDCF法(ディスカウント・キャッシュフロー法)を使って企業価値を査定するのが一般的で、実務で最も多用されることが多いです
また、事業会社の企業価値を算出するため、エンタープライズDCF法とも呼ばれているそうです📝
エンタープライズDCF法
以下では、エンタープライズDCF法について詳しくみていきます
なお、投資家が受け取るキャッシュフローをフリーキャッシュフロー(FCF)といいます📝
なお「FCF(フリーキャッシュフロー)=EBITDA-設備投資-運転資金増加-税負担」で求められることを一度確認しておきます
※EBITDA (利払い前、税引き前、減価償却前利益)= 営業利益+減価償却費
また、フリーキャッシュフローは事業の成否によって変動するものですので、その期待値である期待フリーキャッシュフローを割引率で割り引いて現在価値を求めるというアプローチになることを覚えておいてくださいね💖
以下では、定率成長モデルについて定式化していきたいと思います
なお、期待FCFをFCFとすると、企業価値EVは、期待FCFと割引率(r)と期待FCFの成長率(g)を用いて計算できることになります
$$
EV=\frac{FCF}{1+r}+\frac{(1+g)FCF}{(1+r)^2}+\cdots+\frac{(1+g)^{n-1}FCF}{(1+r)^n}+\cdots\\ \\ =\frac{FCF}{r-g}
$$
企業価値とは??
基礎的なファイナンス知識を整理したいと思います
企業の目標は「企業価値の向上」や「企業価値の最大化」とよく言われることを耳にすることがあると思います✨
株主価値の最大化と企業価値の最大化は、債権者に帰属する負債の価値はキャッシュフローが確定的であるため、簿価と時価で違いが大きくないことから
将来キャッシュフローの現在価値を最大化するという意味においていずれも同様の考え方であるとして間違いではないのです📝
通常、貸借対照表では純資産(自己資本)が
簿価で表示されていますが
時価ベースのB/Sでは時価で評価された結果、株式時価総額となります
なお、株式時価総額を純資産で割った値は
株価・純資産倍率(PBR)と呼ばれることをぜひ覚えておいていただきたいです
$$
PBR=\frac{株式時価総額}{純資産}=\frac{株価}{1株当たりの純資産}
$$
株価・純資産倍率(PBR)が1よりも大きいとき、株式時価総額が純資産を上回っている分、貸借対照表には計上されない無形の資産が
その企業に資産側にあります
また、この指標が投資家がその企業を高く
評価しているときに株価が1株当たりの純資産を上回る⇔PBRが1を上回るので、成長性の指標とされています
一方で、株式時価総額が純資産を下回る状態、すなわちPBRが1倍を下回る水準では、解散価値を下回るということになります💦
したがって、PBRが1倍を下回ると、理論上はその企業を買収し、設備や有価証券を清算すると儲けが出ることになりますので、割安でM&Aが実施できることになると言えますね
※ただ、現実はそれほどすんなりとM&Aが行われることはないような気がしています
総じて、企業価値とは将来のフリーキャッシュフローの割引現在価値として計算される企業価値は、資産側にある事業資産と無形の資産の合計となります
しかし、これは同様に右側の有利子負債と株式時価総額の合計(企業価値=有利子負債+株式時価総額)でもあると言えます
なぜならば、株主に帰属する価値が株主価値であり、それが株式時価総額と等しくなります
また、債権者に帰属する価値は一般的には有利子負債と一致します
よって、株主と債権者に帰属する企業価値は有利子負債と株式時価総額の合計と考えることもできるのです
本日の解説はここまでとします📝
前回ご紹介した記事💖
マガジンのご紹介🔔
こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです
改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました🍀
だからこそ、ご縁を大切に
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥
最後までご愛読いただき誠に有難うございます!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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