【国際金融論💴】為替レートの決定要因について:Chapter①
今後投稿していく
【国際金融論】シリーズにおいては
私が現在学習している内容である
「国際経済学の分野」について学んだことを
アウトプットしていきたいと思います👍
円ドル為替レートの分析・予測に必要な基礎情報📊
国際金融論を理解する上で、必要な
円ドル相場に関連する定量データについて考えていきたいと思います
1)円ドル相場と実効為替レート
為替レートには、2つの種類があります
①円ドル相場や円ユーロ相場に代表される2国間レート(bilateral exchange rate)
②複数の2国間レートを用いて特定通貨の水準を指数化した実効レート (effective exchange rate)です
EER:実効レート(基準年に対する指数)
wi:i 国のウェイト
BERi:i 国との2国間為替レート
と表記すると、以下のような算出式を得ます
加重算術平均による実効レートの算出式は以下の通りです
$$
ERR = \sum_{\mathclap{j=1}} w_j BER_i
$$
$$
where…\sum_{\mathclap{j=1}} w_j = 1
$$
ここで2国(Japan&The.U.S)の通貨(¥&$)が登場するケースを想定して
具体的に考えてみることにしましょう
また通貨バスケットのウェイトおよび貿易量のウェイトは、簡略化のため
半分づつと仮定しましょう📝
$$
For example, \\ there're Yen and Dollars in the world \\
ERR_{ j,a} = 0.5 \times {Yen} + 0.5 \times {Dollars}
$$
このような形で為替レートの決定されると考えていただいて問題ないかと思います💗
また、加重幾何平均による実効レートの算出式は以下の通りです
$$
EER = \prod_{\mathclap{i=1}} BER_i^{w_i}
$$
$$
where…\prod_{\mathclap{i=1}} w{i} = 1
$$
同様に、2国(Japan&The.U.S)の通貨(¥&$)が登場するケースを想定して具体的に考えてみることにします
$$
BER_{j,a} = (Yen) ^{0.5} \times ( Dollars )^ {0.5}
$$
このように加重幾何平均による実効レートが
算出されるとイメージしてください👍
ウェイトは通常、貿易量をもとにして与えられるのです
2国間レート(BER)は基準年を決めて指数化した上で
実効レートの算出に用いられることが多いです
物価指数等で実質化した2国間の
実質為替レー トを用いると
実質実効レートが求められることになります
日本銀行は円の実質実効為替レートを公表していますし
IMFは主要国の名目実効為替レ ートと
実質実効為替レートを公表しているので
ぜひ確認してみてくださいね☺️
予測の対象となるのは2国間為替レートですが
マクロ経済への影響を考慮するときにおいては
実質実効レートの重要度が高いと
言われています🙄
ただし日本の場合、米国および米ドル・リンクの通貨制度をとる国々(中国、香港、通貨危機前のインドネシアなど)との貿易比重が相対的に高いため
円ドル相場が円の実効レートに占めるウェイトは高いと考えられているのです📝
いかがだったでしょうか?
これから為替レートの役割や国際経済学を学ぶ上での為替レートの存在意義などを確認できたらと思います💗
マガジンのご紹介🌟
https://note.com/kens_reading1/m/m060f6cf44857
こちらのマガジンにて
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠にありがとうございます!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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