卒業論文も間もなく完成💛
私もいよいよ卒業論文の執筆に
取りかかる時期がやって参りました👍
何事もアウトプット前提のインプットが
大事であると、noteで毎日発信してきました
これは、どのような内容で
あっても当てはまります👍
論文を一概に読んでも
記憶に残っていなかったり
大切な観点を忘れてしまっていたりしたら
卒業論文の進捗は滞ってしまうと思います
だからこそ、この「note」をフル活用して
卒業論文を1%でも
完成に向けて進めていきたいと思います
収益化をすることはなく、先行研究などのコンテンツを正しく引用し、適切な発信ができるように努めます📝
私の卒論執筆への軌跡を
どうぞ最後までご愛読ください📖
今回の要約する先行研究🔥
今回、読み進めていく論文は
こちらになります📚
Does transparency in central bank intervention policy bring noise to the FX market? The case of the Bank of Japan
Jean-Yves Gnabo a,c,
Se´bastien Laurent a,b,
Christelle Lecourt a,c,
a CeReFiM, University of Namur, Belgium
b CORE, Universite´ catholique de Louvain, Belgium
c LSM, Louvain School of Management, Belgium
先行研究の結論:Conclusion
結論
この論文は、中央銀行による為替介入(CBI)の透明性のある政策が噂に及ぼす影響を実証的に調査しています
日本の事例を用いて、中央銀行(CB)が実際に採用した介入戦略を参考にして、虚偽報告(すなわち、虚偽報告された介入)と予期的噂(すなわち、将来の介入に関する噂)の主な決定要因、そして、口頭介入、および2つのボラティリティ指標によって捉えられる市場の不確実な環境を捕捉することを目的とし、動的プロビットモデル(dynamic-probit model)を推定しています
はっきりとした中央銀行による為替介入(CBI)政策が市場の噂に及ぼす影響は、当局者が発表する声明の種類に依存することが判明しました📣
為替レートの水準やボラティリティに関する日本当局の見解を市場に知らせることを目的とした口頭介入は、両方の種類の噂についてその可能性を高めます
しかし、作戦が実行された日の作戦について、確認したり詳細を提供したりすることを目的とした記述は、虚偽報告の可能性を減らす傾向にあります
この重要な結果は、適切な方法で市場と対話することで、FX 運用に伴う曖昧さの少なくとも一部を取り除くことができることを示唆しています
この結果は、Fratzscher(2004)およびBeine(2006)らによる以前の証拠と一致します
また、中央銀行(CB)が採用した介入戦略が介入の噂の発生に影響を与えていることもわかりました
特に、中央銀行(CB)が集中的に介入する傾向があるという事実により、市場参加者は、中央銀行が将来介入する可能性が高いと予想し、実際には市場に介入していない中央銀行の存在を感知することがあります
しかし、認証機関が介入する方法(単独で、または他の認証機関と協力して、大規模または小規模な活動で)は、誤った報告の確率に影響を与えません
もう1つの重要な結果は、噂の確率に対する市場変数の影響に関するものです
為替レートの不一致期間は、両方のタイプの噂の出現と関連していることが判明しています
最後に、いくつかの急騰が市場によって中央銀行による為替介入の結果として誤って解釈され、介入の噂につながる可能性があることがわかりました📝
興味深い内容🌈
質問1
中央銀行の為替介入(CBI)政策の透明性 (つまり、実際の介入および口頭介入に関する介入戦略) は市場にノイズをもたらしますか?
文字通り、「ノイズは情報と対比される」(Black(1986))
この文脈では、市場の噂、より正確には、中央銀行による為替介入(CBI)のエピソードに関する噂は、ノイズであると考えられます
私たちは、市場が中央銀行が介入したと誤って信じる場合の虚偽の介入報告(誤報(false reports)と呼ばれる)と、将来の介入についての市場の期待を報告するニュースである予期介入の噂を区別しています
Dominguez and Panthaki(2007)が示しているように、これらの噂は通貨価値に影響を与え、為替レートの変動を増大させるため、市場にとって潜在的に不安をもたらすものと考えられています
質問2
為替レートの調整のずれ、ボラティリティ、急騰などの市場要因は、これらの噂の拡散に影響を及ぼしますか?
外国為替市場の不確実性は、あらゆる種類の市場の噂に影響を与えるべきであるという考えです (Schindler(2007))
この目的のために、私たちは、1991年から2004年の期間におけるさまざまなタイプの日銀介入ニュースレポートを収集して分類するために、ニュースワイヤーサービスのリリースに基づいて新しいデータセットを開発しました
この先行研究では、報告された実際の介入(reported actual interventions)、誤って報告された介入(虚偽報告:false reports)、予測的に報告された介入(予想的噂:anticipative rumors)および口頭介入:oral interventions(為替レートおよび介入政策に関する発言)を区別して分析を進めています
本日の解説は、ここまでとします🔖
12月に卒業論文を完成させられるように取り組んでいきます
読み終えた先行研究📚
『日本の為替介入の分析』
伊藤隆敏・著
経済研究 Vol.54 No.2 Apr. 2003
『Effects of the Bank of Japan’s intervention on yen/dollar exchange rate volatility』21 November 2004
Toshiaki Watanabe (a), Kimie Harada (b)
『The Effects of Japanese Foreign Exchange Intervention: GARCH Estimation and Change Point Detection』
Eric Hillebrand Gunther Schnabl Discussion
Paper No.6 October 2003
Official Japanese Intervention in the JPY/USD Exchange Rate Market: Is It Effective and Through Which Channel Does It Work?
Rasmus Fatum*
IMES Discussion Paper Series
2009-E-12 March 2009
私の研究テーマについて🔖
私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝
日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)
経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します
だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています
決して学部生が楽して執筆できる
簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています
ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥
本日の解説は、以上とします📝
今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように
努めてまいりますので
今後とも宜しくお願いします🥺
マガジンのご紹介🔔
こちらのマガジンにて
卒業論文執筆への軌跡
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠に有難うございました!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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