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【技術の規制🚀】法律内で使用されている表現や定義されている用語の解釈を誤ることがないように注意📝:安全保障輸出管理実務能力認定試験(STC Associate)対策 No.19
前回のお復習い🚢
復習を大切にして、確実にインプットした
知識を自分の記憶に留めておきましょう!
リスト規制の対象となる技術💻
リスト規制の対象となる技術は、紙や電子媒体に記録された形態のものだけが規制対象である。
✅安全保障貿易管理
**Export Control*リスト規制
解答:❌
リスト規制の対象となる技術は、紙や電子媒体に
記録された形態のものだけが規制対象になる
のではなく、技術の内容を口頭で説明したり
技術操作を実際に行ってみせたり
電気通信による情報の送信(メール、
FAX等)も規制対象となります🔖
役務取引許可の取得💳
本邦のメーカーの担当者が、電話により、海外のユーザーにリスト規制該当技術を含む説明を行う場合、役務取引許可が必要である。
解答:⭕
技術の提供には、技術指導、技能訓練
作業知識の提供、コンサルティングサービス等
の形態をとる技術支援も含まれます。
電話により、海外のユーザーにリスト規制
該当技術を含む説明を行う場合
役務取引許可が必要になります📝
外為法第6条第1項📘
外国人に技術提供する場合、その外国人が日本国内にある事務所に勤務していれば居住者として取り扱われる。
解答:⭕
居住者、非居住者は、外為法第6条
第1項で「定義」が規定されています。
「居住者又は非居住者の区別が明白ではない
場合」は、外為法第6条第2項により
外国為替に関する省令及び「外国為替法令の解釈
及び運用について」で判断します。
外国人は、原則として、非居住者として
取り扱いますが、「本邦内にある事務所に勤務
する者」は、居住者として取り扱います🏢
なお2022年(令和4年)5月1日から居住者が
特定類型該当者にリスト規制該当技術を
提供する場合、役務取引許可が必要です👍
五「居住者」とは、本邦内に住所又は居所を有する自然人及び本邦内に主たる事務所を有する法人をいう。
非居住者の本邦内の支店、出張所その他の事務所は、法律上代理権があると否とにかかわらず、その主たる事務所が外国にある場合においても居住者とみなす。
六「非居住者」とは、居住者以外の自然人及び法人をいう。
「設計」の定義💻
(A)とは、設計研究、設計解析、設計概念、プロトタイプの製作及び試験、パイロット生産計画、設計データ、設計データを製品に変化させる過程、外観設計、総合設計、レイアウト等の一連の製造過程の前段階のすべての段階をいう。
(A)には、「設計」が入る。
解答:⭕
設計とは、設計研究、設計解析、設計概念
プロトタイプの製作及び試験
パイロット生産計画、設計データ、設計データを
製品に変化させる過程、外観設計、総合設計
レイアウト等の一連の製造過程の
前段階のすべての段階をいう📝
外為法第25条第1項🚢
リスト規制該当技術は、外国籍の人に対しての提供のみが規制される。
解答:❌
以下、外為法第25条第1項の引用に
ついて、一緒に確認していきましょう!
(役務取引等)
第二十五条 国際的な平和及び安全の維持を妨げることとなると認められるものとして政令で定める特定の種類の貨物の設計、製造若しくは使用に係る技術(以下「特定技術」という。)を特定の外国(以下「特定国」という。)において提供することを目的とする取引を行おうとする居住者若しくは非居住者又は特定技術を特定国の非居住者に提供することを目的とする取引を行おうとする居住者は、政令で定めるところにより、当該取引について、経済産業大臣の許可を受けなければならない。
したがって、外国籍であるだけでは
直ちに規制されないということです👀
「技術」の定義
技術とは、(A)の設計、製造又は使用に必要な特定の情報をいう。
(A)には、「貨物」が入る。
解答:⭕
役務通達1(3)アでは
「技術とは、貨物の設計、製造又は
使用に必要な特定の情報」をいう。
したがって、単なる会計の情報
財務諸表の数字は、外為令別表で
いう技術にあたりません👀
「製造」の解釈🏭
(A)とは、建設、生産エンジニアリング、製品化、統合、組立て(アセンブリ)、検査、試験、品質保証等のすべての(A)工程をいう。
(A)には「製造」が入る。
解答:⭕
製造とは、建設、生産エンジニアリング
製品化、統合、組立て(アセンブリ)、検査
試験、品質保証等のすべての製造工程をいう🏭
「必要な技術」
外為令別表及び貨物等省令でいう「必要な技術」とは、「関係する技術」という意味である。
解答:❌
「必要な技術」とは、通常、貨物の有する機能
若しくは特性に到達し、又はこれらを
超えるために必要な技術をいい
「係る技術」とは、「関係する技術」
「関連する技術」をいいます📝
外為令別表の2から4の項については
貨物等省令の本文中に規定されており
外為令別表の5から15の項については
役務通達の別紙1の解釈で規定されています。
「必要な技術」は、通常、中核的で不可欠な
技術を指し、「係る技術」は「関係する技術」
「関連する技術」をいいます👀
例えば、「設計に係る技術」と規定されている
場合は、筐体の設計図面であっても設計技術に
該当する場合がありますので、注意が必要です💛
本日のアウトプットはここまでとします!
安全保障輸出管理実務 能力認定試験とは🔥
上記のサイトより、試験の概要について
ご確認いただけますと幸いです!
貿易&通関実務のエキスパートを目指したい🌈
きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に
対する知識を身につけることで
これからの人生における選択肢も増え
もっと有意義なものになることでしょう✨
私も今後のキャリアの中で貿易実務の
エキスパートを目指していきたいですね🚢
そして、私の将来的な理想像である
「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を
体現できるように努力していきたいです🌏
まずは貿易実務検定C級、B級に加え
安全保障輸出管理能力認定試験
そして、最終的には「通関士」のレベル
を目指して、学習していきたいと思います💖
※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏
なお貿易実務関連の投稿をする上で
以下の3点には、あらかじめ
ご了承いただけますと幸いです。
①会社の守秘義務を徹底して遵守すること
②参考資料の適切な引用を心がけること
③収益化をせず、趣味として継続すること
毎日コツコツと、計画的に勉強を進めていき
なるべく早く受験&合格を目指します🔥
これからnoteにアウトプットする中で皆さまに
貿易・通関実務の奥深さや魅力について
お伝えできたら、大変嬉しく思います💖
なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。
上記のようなサイトを活用し
毎日の投稿作成ならびに学習を
継続していきたいと思います👍
引き続きよろしくお願いいたします!
おすすめマガジンのご紹介🔔
今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご覧いただきありがとうございました🌈
まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥
アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るため
非常にやりがいを感じています。
社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!
お気軽にコメント、スキ&記事の共有
そして私のアカウントをフォローして
いただけると大変嬉しく思います✨
今後とも何卒よろしくお願いいたします!