【24年ぶりの円買い介入💴】歴代の財務官と為替介入実施額について:日経新聞解説🔥2023/11/08
日本経済新聞の記事で
注目したい内容がありましたので
記事にしたいと思います💖
長いですが、目次をご活用いただきまして
どうぞ最後までご覧ください!
24年ぶり円買い介入 歴代財務官と為替介入額の一覧
記事に対するコメント📝
卒業論文を進める私にとって、この記事は非常に有意義な内容です
政府・日銀の関係は長年、円高阻止が焦点だったとように思います
そして、2003~04年には財務省の溝口善兵衛財務官と日銀の福井俊彦総裁が巨額の円売り介入と資金供給の拡大で協調したと見られています
その後は円高とデフレの責任が日銀に押しつけられ、海外勢は当局の苦境を突く円買いで攻めるのが常だったことが過去の為替レートの動向を見れば察することができます
そして、 13年に日銀総裁となった黒田東彦氏は異次元の金融緩和で「アベノミクス」を支え、政府・日銀は「蜜月」となりました
だがしかし、それでも円高を止めるのではなく、円安を止めるとなると、金融緩和を続ける中では協調が難しい政策運営になります
アベノミクス下の金融緩和は当初、円安による輸出企業の収益拡大や株高で経済を支えました
一息つく間に財政出動と成長戦略で成長力を高めるはずでしたが、足元の日本の潜在成長率は0.1%程度とされています💦
現在の環境も非常に困難を極める状況です
円安阻止の介入が入れば、完全に不胎化しない場合には金融引き締めを伴うことになります
このような状況下で、政策運営はどのようにしていくのでしょうか?
日銀の積極的な金融緩和政策と明らかに矛盾する円買い介入は、円安の進行ペースを抑える目的の「スムージング・オペレーション」にとどまらざるを得ませんね
日米の金融政策に変化がない限り、ここからの介入は薄氷のうえを歩き続けることになるでしょう
為替レートのオーバーシュート🆙
変動相場制が採用されてすでに久しいが、政治家、政策当局者、メディア、そして学者の間にさえ国際金融論の基礎的理解が十分でなく、妥当な政策の採用を妨げているように思います
例えば、為替レートは基本的に関係国の貨幣供給量で決まる。しかし国際経済学者ルディガー・ドーンブッシュが明らかにしたように、通貨協調が為替レートを安定させられなかったのは、賃金価格に硬直性のある現実では、予想されない貨幣政策の変更は為替レートをオーバーシュート(行き過ぎ)させることが多いためです
これが、プラザ合意やルーブル合意以後、為替レートが漂流してしまった理由であると言われています
また変動制下では、国内のマクロ目標を追求する独立した金融政策が最も世界にとって望ましいとされています
各国が国内の雇用や物価を目標にするならば通貨戦争は起きません
このことは理論的にも(岡田靖、浜田宏一)、歴史的にも(ジェフリー・サックス、バリー・アイケングリーンなど)証明されているそうです
ただ、各国がそれぞれ為替レートを目標にして介入を実施すると、それこそ悪い通貨戦争をもたらすことになります
そして、為替介入に伴う市場への供給資金を吸収する「不胎化した為替介入」はほとんど効かないという研究もあります
また、溝口善兵衛財務官による03~04年の「大介入」も、一部が不胎化されなかったから有効だったという考察があることも事実です
このような過去の事例をしっかりと見ながら、卒業論文を進めていきたいです
前回ご紹介した記事💖
マガジンのご紹介🔔
こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです
改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました🍀
だからこそ、ご縁を大切に
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥
最後までご愛読いただき誠に有難うございます!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
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