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【船荷証券 Part①】貨物を引き取る際に絶対必要な重要書類であるB/Lとその種類について🌟:貿易実務検定C級対策 No.34

今回は、船荷証券(B/L)について
一緒に学習していきたいと思います💖

三大船積書類のひとつである
船荷証券(Bill of Lading)ですが
海上輸送において非常に重要な
役割を果たす「カミ」であります。

また、どのように発行されるのかによって
いくつかの種類に区分できますので
それらについても理解しましょう👍

貿易実務のエキスパートを目指したい🔥

私が挑戦する貿易実務検定®
貿易に関連する自分の実務能力・知識が
どの程度のレベルにあるのかを客観的に
測り証明することができる検定です。

実際に、商社・メーカー等においては
勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が
必須となっている企業もあるそうですね👀

貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等を
お考えの方、インターネットによる個人輸入を
行う方や国際舞台で活躍を目指す方にとっても
「貿易実務検定®」は幅広く活用できますので
活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?

きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に
対する知識を身につけることで
これからの人生における選択肢も増え
もっと有意義なものになることでしょう


私も2024年4月から商社へ勤務する予定ですので
キャリアの中で、貿易実務のエキスパート
を目指していきたいです!

そして、私の将来的な理想像である
「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を
体現できるように努力していきたい
と思います🌏

まずは、初級レベルの該当するC級の取得
目標に、コツコツと勉強して参ります🔥

最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!

※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏

これからnoteでアウトプットするなかで
皆さまに「貿易実務」の魅力を
お伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚

前回のお復習い💖

船荷証券(B/L:Bill of Lading)とは?

今回学習する「船荷証券(B/L)」
コンテナ船の場合も、在来船の場合も
貨物が船積されたり、船会社に貨物が
引渡されたりすると発行されます👀

船荷証券は、手形や小切手と同じく
「有価証券」であり、輸入地で輸入者が
貨物を引き取るために必要となるものです🔖

それでは、以下に船荷証券の種類について
一緒に学習していきましょう👍

定期船で用いられる船荷証券の基本形式は
船積船荷証券(Shipped B/L)
受取船荷証券(Received B/L)の2種類です。

①Shipped B/L:船積船荷証券

船積船荷証券(Shipped B/L)とは、貨物が
特定の船舶に積み込まれたときに発行
されるもので、On Board B/Lとも言われます。

在来船(Conventional Vessel)による輸送では
原則として、船積船荷証券が発行されます🚢

②Received B/L:受取船荷証券

受取船荷証券(Received B/L)は、貨物を
船会社が受け取ったことを示す船積船荷で
コンテナ船の場合に発行されます✨

コンテナ船の場合、貨物は船会社が管理する
コンテナ・ヤード(CY)、または
コンテナ・フレート・ステーション(CFS)
で船会社に引渡されることになるので
受取船荷証券(Received B/L)となります👍

なお、その船荷証券が船積船荷証券か
それとも受取船荷証券なのかは
船荷証券の表面約款の出だし
確認することで判断できます!

Received by the carrier ~なら
受取船荷証券となり
Shipped by the carrier ~なら
船積船荷証券となります👍

On Board Notation:船積証明

銀行が信用状(L/C)に基づき
手形の買取を行う場合

B/Lは貨物が確実に出荷されたことの
証明として要求されますので
船積船荷証券(Shipped B/L)であることが
必要となりますね👀

ここで、受取船荷証券(Received B/L)のまま
ですと、船会社が貨物を受け取ったことの証明
のみであり、貨物を船積したことの証明は
どこにも存在していないという事態になります💦

そこで、信用状に基づく手形の買取時において
銀行に買取を拒絶されてしまうのです…😅

しかし、受取船荷証券(Received B/L)でも
船への船積みが完了した旨と年月日が
記載されていたのであれば
船積船荷証券と同様に扱われます👍

この船積証明のことを
「On Board Notation」といい
船荷証券の下部左側に日付の記入と
署名がされることで記されます🔖

Clean B/LとFoul B/L

船会社に貨物が持ち込まれたとき
その物品や方法に瑕疵(かし)※キズや不足
があった場合に、発行される
船荷証券にその旨の付加条項
または、特記が載ります。

これらの特記のことを
「リマーク:Remark」と言います🔖

ここで、リマークはその瑕疵が
船会社の運送によってできたものではなく
船会社に持ち込まれていた時点から
存在していたものであることを示します。

したがって、このようなリマーク付きB/Lに
基づく貨物を受け取った輸入者は
直接、輸出者にクレーム(損害賠償請求)を
していく
ことになるのです💦
※船会社への責任追及はしません!

このようにリマークの付いた船荷証券を
Foul B/L(故障付船荷証券)といい
そうでない船荷証券を
Clean B/L(無故障船荷証券)と言います👍

信用状取引では、手形の買取時に銀行に
呈示する船荷証券について
Clean B/Lを要求していますので
もし、リマークのあるFoul B/Lであれば
銀行は買取を拒絶することになる
のです🏦

本日の解説は、ここまでとします👍
船荷証券は三大船積書類のひとつ
になっていますので、貿易において
非常に重要な「カミ」であることに
間違いはありませんね💖

なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。

英語の学習にもなりますので
貿易実務を勉強するモチベーションが
とても高まりますね✨            

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今後、さらにコンテンツを拡充
できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

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