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カナダで美味しいものを食べに行こう。

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移住を目指して、林業学校と測量会社で働いた3年間のカナダでの食生活についてまとめています。
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記事一覧

食べる。生きている。

そろそろ油が熱くなったんじゃないか?鶏肉を一つ掴み、油に投入する。ジュワッ。パチ、パチパチ。油がコンロの周りまで跳ねた。フライパンの中で、衣が早くもキツネ色に変わっていく。少し火が強かったのだろうか?フライパンの下をのぞき込むと、小さな火が揺らめいている。上手く揚げるのは難しいなと思いながら、火を弱めた。 パチパチ、パチパチ。油の跳ねる音。九月に入ってから急に気温が下がったせいなのか、喉の調子がすこぶる悪い。ンン、あぁーあぁー、と声を出す。あの夏の暑さは一体どこに行ってしまっ

コーヒーとルームメイト

コーヒーを好きになったのは、いつ頃からだったか?缶コーヒーでもブラックも飲めなかったのに。いつの間にかドリッパーでコーヒーを入れるようになっていた。コーヒーの淹れ方を勉強してみたり、だんだんと好きになっていった。でも、既に挽いたものを使っていたので「コーヒー好き」を名乗るには少々恥ずかしい。超の字が付くほどコーヒー好きではないけど、毎日の生活にコーヒーは欠かせない。 先日小さいけど、遂にコーヒーミルを購入した。おいしい手紙で和歌山の色川から届いたコーヒー豆を挽きたかったからだ

カナダのソウルフード

"I'm going to Timmies. Do you want anything?"(ティムホートンズ行くけど、何かいる?) カナダ人の愛情表現は、こんなふうだとか。 Timmiesは、ティムホートンズという珈琲ショップ。カナダのそこかしこに在る。赤いカップを手にした人々。カナダ人は、この珈琲を心から愛している。ソウルフード。ソウルドリンク?飲めば、カナダに溶け込む。濃い目のブラック。どんな時もこの珈琲を片手に。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

「サブウェイ行こうぜ」

必要な買い物が終わったので、昼ご飯に何か食べようと家族連れで賑わうフードコートをうろうろする。ラーメンにカレーにチャンポンにマクドナルド。日本のフードコートは、選択肢が多い。そういえば一階の隅にサブウェイがあった。サブウェイのサンドイッチはカナダでもう飽きるぐらい食べたな。食べ物の思い出は、強く記憶に残る。どこでも食べれるのにこのサンドイッチを食べると、色んなことが今も鮮明に思い出される。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/