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まったくエッセイ

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21歳が何を考えて生きてるか気になるでしょ。
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#エッセイ

22歳目前にして休職。

22歳目前にして休職。

先日に救急車で運ばれた事は書いたので、その後の事。

ありがたい事に、上司と人事に辞める事を停められる。
本当に有難いが気に食わない事もある。

「心をまず治すために休職してよ。」
「休職してそれから考えよう。」
「来なくていいから休職してて。」

だから、「診断書に記載されてる通り、運ばれたのは急性胃腸炎と急性腎不全でして、心は大変健康です。」

今働いてるのは日本で3本の指に入る大企業。
流石

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喋る漢方薬は完璧主義者が嫌い。

喋る漢方薬は完璧主義者が嫌い。

僕は完璧主義者だそうです。

職場の先輩に本当にズバズバなんでも言ってくる人がいる。
怖いし、嫌な人。
それでもその人が僕に言ってくる言葉は"ほとんど"当たっている。(全部当たっているけど、認めたくはない。)
「君は完璧主義者なんだよ」
面と向かって言ってくる、唇が微かに震え、顔も赤くなり、声にも力が入っている。僕の悪い所はそれだと言う。
因みにその人は完璧主義者が一番嫌いな人種だそうだ。

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22歳いつまでボーイでいるつもりだ。

22歳いつまでボーイでいるつもりだ。

まったく今日も困っている。
コンビニの店員の袋詰めの技法が不思議で特徴的な詰め方だったり、仕事を辞めようとしても上司や人事に止められたり、実家に帰ろうかと思えば家族から帰ってくるなの愛の鞭。

鞭といえば、大石圭先生の作品である『甘い鞭』という小説を思い出す。官能的でホラーでサスペンスな物語だったので、当時チェリーボーイだった僕には余りにもアダルトな作品だった。

それから数年経って僕はまだ

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救急車ワープと占い師。

救急車ワープと占い師。

先日救急車に運ばれた。
身体に鞭を打って生活していたので、そろそろ身体を壊す予感はしていたが、まさか救急車だとは。救急車とは便利な物で、担架に乗せられたかと思えば刹那に病室のベットに居るわけだ。
これがワープかとSF的な事を考え始めてはや、1週間が経って、未だ病室にいる。

「仕事辞めよう」

これはうつつ抜かして出た言葉。もう身体を壊したくない、労わってやりたい、好きな事をして過ごしたい、

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たかはしばなし

たかはしばなし

僕より三ヶ月後に入社した後輩が、近頃沢山の仕事を任せてもらえるようになった。
チャラチャラ系男子の彼は、いつもお洒落なズボンと入社時に支給された作業服を着て仕事している。
しかし、ある時から硬派な作業員ズボンに自前のポロシャツを着て仕事をする様になった。ただ頭にはキムタクとお揃いだという、お気に入りのキャップを被っている。
自分のアイデンティティを残しつつ、環境に適応している。その間の様な事

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焼牛レバー

焼牛レバー

7月9日(火)14:58〜

人々はクーラーの効いたバスの中へ、「なんちゃらホイホイ」のように入っていく、僕はこれから仕事だ。
約半年後の1月22日(水)に僕は転職するし、住む場所を変える。
水をたらふく含んだ生き物はその日に液体に変わる。その時は蒸発しないように、垂れてしまわないように、しみ込んでしまわないように、一つの器を造ることにする。
その器が僕にとっての文章であると宣誓する。

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