やったこともなかったが、ピザを粉からつくる経験をしてみて思ったこと
こんにちわ。
@osamu036110です。
わたしは、今までに、新規事業立ち上げで、何度か国内、国外含め、イタリアンとつけ麺の事業立ち上げに携わった経験がある。
全くの無経験からのことです。
全くのど素人だったし、料理をした経験も無く、ほぼデリバリーピザぐらいしか、ピザのイメージが無かった私でしたが、やっていました。
実際やっていたのは、ピザ生地を作るために、粉から混ぜて、イースト菌を入れて、発酵させてピザ生地をつくることからやる、地味な工程を0からお客様のテーブルまで届くのをやれた、とても貴重な経験でした。
ピザ窯があって、薪があって、ピザをひっくりかえす器材があり、食材があって、オーダーがお客様から入ると、一枚一枚丁寧に焼いて、お客様のテーブルへ、アツアツのピッツァが提供される。
しかし、店内でお客さんとして見えている、お店のオペレーションは、ほんの一部でしかなく、間違いなく段取りが7割ぐらい、いやそれ以上占めているんじゃないかと感じるぐらい、段取りの重要さを肌で感じました。
同じピザ生地の出来栄えは、人によって全く変わる
いつも感じていたのが、レシピをプロから教えてもらい、同じ工程でつくっていくんですが、毎回思うのが、なんか違うんですよね、仕上がりが。
もちろん、ピザもいろんなタイプのピザ生地の種類があり、ピザが焼き上がった時に、まわりの縁が盛り上がったナポリ風から、ローマ風、何とか風という感じで、いろいろありますが、出来栄えがなぜか変わる。
ちなみに、わたしはナポリ風と、薄い生地のタイプを作る体験をしました。
アメリカのシカゴにある「スタッフト・ピザ」、このピザも独特のタイプのピザでしたが、アメリカ人らしいボリューム満点なピザでした。
そして、ピザ職人のプロが、ピザ生地からつくっていく工程をつきっきりで、そばで観ていたんですが、分量とか、こね方とか、若干の工程に違いがあるにせよ、わたしとプロの違いは、これじゃないかとそばで感じていました。
「ピザを作ることが好き」これが、1番です。
わたしが近くで感じていたピザ職人は、ピザ窯で焼く際に必要な薪でさえも、必ず自分でチェックをする。他も、常に細かくチェックしている。
人がいなければ、その薪を運ぶのさえ率先してやっていたので驚いた。
自分にとって、本当の好きはなんだろう?
わたしは、たまたま会社の新規事業立ち上げで、ピザを作ることになったわけですが、本当にピザを作ることが好きな人には追いつけないと思いました。やっぱり、好きな人が作るピザは、おいしい。
しかし、わたしがピザ作りをした経験は、違った形で恩恵がある。
それは、口に入れるものは、必ず料理としての工程があり、お店で食べたり、買ってきた料理は、その工程がどうやって作られているかは、ほとんどわからないということ。できあがりを食べるのが習慣ですからね。
料理を一から作ることで、「食」に対しての興味が持てたし、今後はさらに「食育」という視点でも、興味を持って観ていきたい。
わたしにとっての好きが見つからなかったのは、こうじゃなきゃいけない、ああじゃいけないが強いと、好きなのかどうかさえわからなくなる。
今まで、全くやったことがない経験をしている時、自分の小さな心の変化に気づくようにしている。あくまでも、したいという小さな気づくを頼りに。