食事制限ダイエットにハマる人が陥る落とし穴part1
ダイエットを開始するとまず食事制限を行う方が 多いのではないでしょか? その日から手軽に出来る食事制限は、運動ほどハードルが高くないので 継続がしやすく、その結果として体重での数字の変化が出やすいのですが、自己流で食事制限で痩せることで体に害を及ぼす場合がある事を知ってほしいです。
ぜひ皆さんのダイエットの知識の一つとして ご覧いただければと思います。 今回はダイエットと言えば耳にするであろう『リバウンド』のお話
◆ストレス性のリバウンド
ダイエットを行いリバウンドはとなりにくい人がいます。
いきなり食事制限で過度に食事の量を減らしている方は
スタート時は順調にスッと体重が落ちることに嬉しくなり もっと体重を落とそうと食事制限に気合が入って頑張り続けるはずです。
すると、ある日からなぜか体重が停滞してしまったり、 体調が悪くなったり、それに耐えられず食事制限を止めてしまい 食事を元に戻す方も少なくありません。
過度な食事制限は継続が難しく体重が一時的に落ちても 維持することも大変なのです。
我慢と根性の食事制限はストレスが大きく、 異常な食欲に襲われるリスクがあります。
我慢していた食べ物を一口食べた途端に食欲が押さえられなくなり、 その日からドカ食いが止まらなくなり、食事制限前よりも体重が増加したり。
我慢しつつ、も体重が落ちたことで気が緩み 少しずつ食べる量が戻り、気が付いたら以前よりも体重が増えていたり。
上手く目標数値まで体重が落ちたのでダイエットを終了して 食事の量を制限前に戻した途端に、一気に元に戻るなど。
食事を我慢するのは基本的に長い期間は難しく、食事の量を増やしたり、前と同じ食事メニューに戻どすことにより、一時的に落ちた体重も食事量が増えることで、すぐに体重は元の数字に戻ります。
そして、食事制限中は食べたい物を厳しく我慢しているので、 制限を止めて食欲を開放したとたんに
以前よりも食事が美味しく感じるので、食事の量が自然と増えたり
ストレスから解放された快感から、 異常な食欲にブレーキが利かなくなる方もいます。 その為に食事制限をする前より体重が増えてしまう傾向にあるようです。
そして、リバウンドの原因はストレスだけではありません。
◆身体の仕組みでのリバウンド
さて、少し難しくなりますが身体の反応からなるリバウンドについて 解説してみます。
食事制限中の体はリバウンドを引きを起こしやすい体へと変化しています。
人や生物の細胞はアミノ酸と言われる20種類の物質が集まり体たんぱく質として構成された栄養素で作られています。
体たんぱく質は
髪の毛、爪、粘膜、肌、臓器、筋肉、なんとホルモンや酵素など
人間を構成するには欠かせない栄養素の一つです。
カロリーを抑える為に、食事の量を減らすとことで必要な栄養が減ります。
人間は炭水化物(糖質)という栄養素を食べて、それを体内で活動エネルギーに変換し、体を動かす原動力として生活しています。そのエネルギー(糖質)が足りなくなると、体は自ら筋肉を分解して糖質に変換します。
筋肉が糖質になり活動エネルギーとして使われます。
そうなると、筋肉量が次第に減り基礎代謝が減ります。
体は賢いので生命の危機だと察知して、今あるエネルギーをなるべく減らさないようにと活動代謝が行われないよエネルギーを守るようになります。
体からすると、過度な食事制限を続けエネルギー不足の状態では 生命維持を優先にするために、低燃費モードの状態になるので ダイエットどころではないのです。
低燃費モードでは体はエネルギーの消費をしないように 代謝を下げ生命維持活動にエネルギーを優先して使用します。
そして少ない食事から栄養をコツコツと体に備蓄していきます。 この低燃費モードの状態では
いくら食事の量を減らしたり、たくさん運動を頑張っても
体重が落ちないばかりか逆に栄養を貯めようとするので 少量の食事でも太りやすい体質になるのです。
瘦せるために頑張って食事制限を繰り返す度に 相反する瘦せずらい体を作り上げてしまうのです。
これがリバウンドの原理です。
ぜひダイエットをする際には単純な方法ではなく、 専門的な知識を選び健康的なダイエットを行ってくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。