
勝敗は会議の前に決まっている。【 スティンザー効果 】について紹介します。
こんばんは!健太です!
本日もnoteを開いていただきありがとうございます!!
今日は会議の場で意識して使うことのできる【 スティンザー効果 】について紹介していきます。
この記事を読んでいただくことで、
◉座る位置によって相手や自分の深層的な心理や考えについてわかる。
◉会議の場での賛同が得やすくなる。
可能性がグンと高くなります!
では、いきましょう!!
スティンザー効果とは
スティンザー効果とは
アメリカの心理学者スティンザーが提唱した法則で
小集団による会議で、相手との心理的関係により席を決める傾向のことです。
また、スティンザーが発見した法則は、3つの共通した特徴があることから
スティンザーの三原則とも呼ばれます。
スティンザーの三原則
では早速、スティンザーの三原則を紹介していきます!
【原則1】
人は以前自分と口論したことのある人の正面に座りたがる傾向がある。
【原則2】
自分の発言の次に発言する人は、自分とは反対の意見をいう傾向がある。
【原則3】
リーダーが強いリーダーシップを持っているとき、隣の人と話す傾向があり、 弱いリーダーシップを持っている時、正面の人と話す傾向がある。
↓この原則3つを図で表してみました!↓
①人は以前自分と口論したことのある人の正面に座りたがる傾向がある。
②自分の発言の次に発言する人は、自分とは反対の意見をいう傾向がある。
③リーダーが強いリーダーシップを持っているとき、隣の人と話す傾向があり、 弱いリーダーシップを持っている時、正面の人と話す傾向がある。
スティンザーの三原則の応用
このスティンザーの三原則を応用することで、
会議の賛同を得やすくすることができます。
どのようにスティンザー効果を利用すればいいのか
具体的な方法を紹介していきます!!
あなたの意見に対して肯定的な人を
正面の席に持ってくる。
①人は以前自分と口論したことのある人の正面に座りたがる傾向がある。
この傾向を知っていると、
あなたの意見に対して否定的な人を正面に持ってくることをできるだけ避けるべきだということはわかると思います。
例えばあなたが、
『会議で新しい企画書を通したい』とします。
その際に、あなたの企画書に対して否定的な意見の人が正面の席にいると、あなたの企画書は通りにくくなるでしょう。
そのため、この場合はあなたの企画書に対して肯定的な意見の人をできるだけ正面の席に持ってきましょう。
人の心理的縄張りである、パーソナルスペースの観点から見ても
人は正面の相手に対して警戒心を抱きやすい傾向があります。
そのため、対立的な立場にある人を刺激したくないならば、
少し距離を開ける、正面を避ける(横、斜め前方などは良い)などのポイントを意識してみてください。
あなたの意見の後に、賛同する発言であったり、あなたの意見を補強する発言を続けてしてもらう。
②自分の発言の次に発言する人は、自分とは反対の意見をいう傾向がある。
先ほどと同じく、『会議で新しい企画書を通したい』とします。
この傾向を知っていると、
あなたが新しい企画書を提案したあとの発言は
あなたの企画書への反対意見である可能性が高いことがわかります。
そのため、そう言った反対意見が出る前に、
あなたの企画書に対して肯定的な意見の人に、賛同する発言であったり、あなたの提案を補強してもらう発言をしてもらいましょう。
そうすることで、会議の賛同が得られやすくなるでしょう。
議長のリーダーシップの強さで会議を把握する。
③リーダーが強いリーダーシップを持っているとき、隣の人と話す傾向があり、 弱いリーダーシップを持っている時、正面の人と話す傾向がある。
例えば、
会議の参加者が対面の人と話しているのであれば、議長の主導権は弱く、
隣の人と喋っている人が多いのであれば、議長の主導権は強いことになります。
そのため、議長の主導権の強弱を意識して席を選びましょう。
また、あなたが議長として会議を進めているときに
隣ではなく、対面の人と喋る参加者があまりにも多いなら、あなたがしっかりとリーダーシップを取れていないということを意味する可能性があります。
もちろん、会議の目的にもよりますが、その雰囲気が意識したものでない場合は会議の引き締めをするべきかもしれません。
まとめ
スティンザー効果とは
小集団による会議で、相手との心理的関係により席を決める傾向のことです。
またの名をスティンザーの三原則といい
①人は以前自分と口論したことのある人の正面に座りたがる傾向がある。
②自分の発言の次に発言する人は、自分とは反対の意見をいう傾向がある。
③リーダーが強いリーダーシップを持っているとき、隣の人と話す傾向があり、 弱いリーダーシップを持っている時、正面の人と話す傾向がある。
このような3つの法則が会議の中にはあります。
この、スティンザーの法則を知ることによって、
座る位置によって相手の深層的な心理や考えについてわかったり、
あなたの意見が会議の場で賛同を得る可能性を高くすることができます。
この記事では、具体的な応用例も説明しましたが
スティンザー効果を会議で利用するには、
・座る席を決められるようにしておく。
・会議の議長はどんな人なのかという情報収集。
・自分の意見の賛同者を作っておく。
など、事前の準備がとても大切です。
つまり、大切なのは下準備で
「勝敗は戦う前に決まっている」のです。
皆さんの大切な会議で、
是非この【 スティンザー効果 】を
利用してみてください。笑
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!!😊