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103. 旬とは。ほうれん草のビタミンCは、季節によってこんなに違う。

土壌が痩せたりして野菜の栄養素が減っているとは聞いていたけど、イメージって2割ダウンとかそんなものだと思っていた。ところが、

ほうれん草のビタミンC(100gあたり)を例にあげると、
1950年 150㎎
1982年   65㎎
2000年   35㎎

なんと70年前に比べて1/4以下である。

紹介されていたのは極端な例かも知れないけど、かなりショック。
たくさん食べないといけないということになる。

原因は土壌のやせの他に、
品種改良と、農薬や肥料の影響もあるらしい。

大きさ、形が均一で、通年いつでも売っているということは、そういうことなのだ。


そこで、出来ること・選べることとして

「旬」がある。

なんと季節によってこんなに違うとは。

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出回り期の12月では84mgあるのに対して、9月には17mgでした。出回り期と比較して約5分の1の結果となっています【図】。1年間を通しての平均値は43mgでした。

ほうれん草の可食部100g当たりのビタミンC含有量は、

『日本食品標準成分表2020年版(八訂)』において、

「【通年平均(食品番号:06267)】35mg」のほかに
「【夏採り(食品番号:06355)】20mg」と
「【冬採り(食品番号:06356)】60mg」が記載されています。

同じほうれん草を100g食べたとしても、その食べる時期(厳密には種類が異なります)によってビタミンC摂取量が変化することを考慮しているわけです。

パパっと検索して見ていたりするけど、それいつのデータ?とか今何月?なんて頭の中は更新されていない。ブレの範囲、そこまで細かくなくていいわと思っていた。

産地や個体差も大きいだろうけど、「旬だから」だけは忘れないように大地の恵みを頂きましょう。


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