「肩こり」と姿勢の関係を知る
わたしが子どもの頃は、肩こりはお年寄りの代名詞だと思っていました。パソコンが普及した現代は若くても肩こりが出ます。その苦しみは私自身もかつて経験しました。めちゃくちゃつらい数年間を送りました。
マッサージ、鍼灸、指圧、病院などに行きましたが、一時的に気分が良くなる以外の効果なし。日によってはあまりに辛くて連日でマッサージに行ったものの、却ってもみ返しも強くなった時もありました。たかが「肩こり」と思ってはみたものの、毎日続くと、されど「肩こり」は辛かった。
パソコンなんか無くなれ!!と思ったこともありました。
1.肩こりは自分でしか治せないことを知る
あれほど苦しんだ肩こりですが、今では全く肩こりはありません。肩こりを根本的に治す手順を自分なりに理解したからです。各種の治療も効果がなかったことが、自分で治せないことを理解し、良い方法を探し出すきっかけでした。
2.ストレートネックで肩に負担がかかっていた
強烈な肩こりですから、どうしても肩に気が行きます。病院でレントゲンを撮って、医師の診察の結果は「典型的なストレートネック」だと言い渡されました。
ところが、医師には治せません。その診断書をもって鍼灸院で保険適応を受けるために行ったのですが、この時の医師の鍼灸についての一言は今も忘れません。「それで良くなるの?」
当時は、病院で治せないから、他に行くところがないので鍼灸院に通っていたわけですが、そういわれるとさして肩の辛い痛みが続いていて根本が良くなっているわけではなさそうです。
3.肩だけでなく顎関節もおかしかった
後になって気が付きましたが、ストレートネックが分かる前に、既に顎関節症だったことを理解ました。歯医者で顎をスムーズに開けられず、一旦ガクンと段差がつくように口を開くことしかできなかったのです。
肩と顎は連動していたことに気づきました。更に言えば全身の姿勢も影響していることを後になって理解しました。姿勢は大切ですね。高齢者に肩こりが出るのも必然です。
4.肩こり対策は、硬直した深層筋を動かすだけ
健康情報ではわからないのが、深層筋の開放です。深層筋ですからマッサージや鍼灸ではなかなか効果が上がりません。骨にまとわりついている筋肉ですから、深くて、動かすこと、刺激を与えることが続けて行えません。自分で行うしか方法はありません。
自分で深層筋を緩めるには、ガチガチに固まっていますから時間がかかります。しかし、しっかり緩めることができます。深層筋は緩めると骨の位置を正しいところに動かすことになります。そうする過程で痛みが消えて、更に緩め続けると再発しなくなります。動的な運動より、静的なストレッチ運動が効果的です。
5.初めてのストレッチはみんな筋肉ガチガチ
いざストレッチを始めると自分の筋肉、体の硬さに諦めがちになります。それでもひたすら続けます。徐々に効果が表れます。早くて3週間、遅くても1ケ月後には何らかの効果に関しての自覚が出てきます。
たいていの人はその前に諦めます。筋肉の特性を意識できないからですが、続けることが重要です。パソコン業務は、毎日仕事として続きます。わたしも今でも一日中パソコンと向き合っています。今では全く肩こりはありませんが、その基本は姿勢を整えたことで、肩回りの様々な筋肉が痛みを発生させる場所から動いたことによります。
筋肉が正しい位置にあることは、筋肉の長さも緊張も無いことを意味します。あとは適度な運動を加えて刺激をするだけですから、健康を維持することも容易になります。ガチガチだった筋肉は、適度な刺激で解すことが重要です。
個人差があるものの、筋肉の刺激は、伸ばす、捻るに加えて、伸ばす位置にも注意を払いながら、部位、回数、頻度、時間の組み合わせです。若い人はまだ然程姿勢が悪化していませんし、まだ筋肉も柔らかいでしょうから、早く効果が上がるはずです。
宜しければ、サポートお願いします。「生活習慣病は、自分でしか治せない」と考えています。運動と食事での貴職の生活習慣病の治癒体験を教えて頂ければ幸いです。また、わたしの考え方の不足な点があれば、ご遠慮なくご指摘頂けると幸いです。どうか宜しくお願い致します。