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時差

教育者として憧れるひとりは、Charlieである。


当時のGeelong Grammar School Corio校 の Vice principal、
日本でいう教頭先生に近い肩書き。


この学校は南半球で一番学費が高いとも揶揄されるほどの、
世界中の"エリート"の子どもも中にはいる、
オーストラリアにある全寮制の私立幼小中高一貫校。

IB(International Baccalaureate : 国際バカロレア)も提供する傍ら、
Positive psychologyをベースとしたPositive education を学校として取り組む。


自分が初めて働いた場所。



初めて出会った時から、Charlieの際立った存在に私は惹かれていた。



・私を含む世界中からやってくるスタッフや生徒に対する接し方 open minded

・スピーチのキレ

・ユーモア

・教育にかける想い passion

・こっそりTOKの授業を覗いてみると、ギターを操って生徒に物語っている

・私が集会で踊れば、踊りかえしてくる



言うまでもなく彼の人望はあつかった。



1年間の仕事を終え、帰国する際に彼のオフィスを訪ねた。

いつも楽しい話しかして来なかったので、聞きたいことは聞ける限り尋ねた。

彼はイギリス生まれイギリス育ち。
彼曰く最初はイギリスの大変な公立校で勤め、当時からするとこんな学校で働くなど全く想像もしていなかったと。

そして何度も穏やかに、情熱的に、この学校が提供するような教育活動を世界中の子どもが受けないといけないんだと話していた。

彼の語る教育活動とは、
決してIB や素晴らしい施設のもとで行われる教育だけのことではなく、
Positive Educationに関することの方が多かったように思う。

帰国後、

昼間は働きながら、修士論文に取り組む時の私の心の支えとなった会話となった。


たった10分程度の会話だったが、最後にCharlieはこの動画を紹介してくれた。

これがアツいと情熱的に語っていた。

当時は今程理解していなかった。

面白い動画だな程度。

ただ日本で数年働くにつれ、時々この動画を見返すと、思うことは増えてくる。


そして今、手元にはこの本がある。

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Too far to reach.



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