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海鮮居酒屋で行った競合分析

現在は、マーケティング戦略策定を仕事としてやっていますが、
前職まではマーケティングを学んだこともなく「3C分析」など明確に理解しないまま、シンプルに他店よりも選ばれる店になるためにを考えてました。
今、振り返ると「3C分析」だと思うのでやっていたことをまとめとして書いてみたいと思います。

競合分析とは

「競合分析とは」をGoogleで検索して出てきた記事を見ると

「競合するライバル企業を詳細に分析することにより自社の成功要因を導き出すことです。競合分析として、「市場・顧客」「競合」「自社」の3つを分析する3C分析がよく知られます。」

と記載されてました。

何屋かわかるようにするための自社分析

福岡で月商800万ほどの居酒屋を運営して際は、海鮮ももつ鍋も揚げ物もその他いろいろな料理を提供していなにがメイン(売り)なのか分からない業態でした。
なので、まずはお客様が何屋かわかるように、海鮮が食べたいと思った時に思い浮かべれる店になることを目標としました。
そのため、海鮮をとにかく一番に打ち出し、その他のメニューはサブ的に、取り扱うことを決める。
よくいわれる自社の強みの明確化ですね。

周りの店舗に勝ったらいいだけの競合調査

次に海鮮居酒屋と認知された後に、その他の海鮮居酒屋と比較されて選ばれるようにするには。
とにかく同じ商圏の海鮮居酒屋を食べ歩き、どの店舗が刺盛一人前いくらでなんのネタを何切れ、どれくらいの厚みでをチェックしていく。
そこと比較して、メインの(お客様の8割が頼むであろう商品)さえ勝つ(安く質がいいものを提供する)だけでいい。
他の商品や全体のクオリティを上げることよりもメイン商品で負けないことだけに集中する。

時間帯と場所に合わせたターゲット戦略

夜の海鮮居酒屋としての認知は得たとして、
次は昼のランチタイム戦略。
エリア的には、サラリーマンの方も買い物客の方も行きやすいエリア。
これまではサラリーマンの方をターゲットにした800円前後の定食を提供していました。
そこに日中お子様連れでママ会などを行っている主婦層をターゲットにお子様とシェアできるおかず数を増やした1400円ほどの定食を提供し始めました。
また1階は個室でサラリーマンの方・2階は座敷でお子様連れの主婦層と
2つのターゲットを場所で分けてしまうことで両方獲得できる戦略にすることでランチタイムの売上は倍増しました。

シンプルに上記のように、
自社の強みの明確化とその求めている人に選ばれるために競合(他店)より魅力的にすればいいだけ、それだけで月商800万→1500万に大きく変わった事例でした。

最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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