紅茶(チャーイ)とコーヒー
今日の老舗のガフヴェハーネで提供される紅茶(チャーイ)は、ロシア式に入れたものだ。サマーヴァル(サモワールの転訛)と呼ばれるタンク状の湯沸かしの上に紅茶の入ったポットを置いて蒸気で煮詰め、客にはグラスに煮詰まった紅茶をタンクの湯で割って提供する。グラスはインドのチャイグラスほどの大きさで、陶器のソーサーにのせて提供される。頼む際に、薄いチャーイが欲しければキャム・ランギー(「薄い色」の意)と、濃いチャーイが欲しければポル・ランギー(「濃い色」の意)というと濃さを調節してもら