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こんな記事需要ある?骨折&細菌感染による手術体験 vol. 1

今年が終わる前に書いておきたい、残しておきたい、100%自己満足的な記事。

そう、2023年春の足首骨折とその後の術後細菌感染、更には今年2024年の抜釘手術の記録です。

病室。

骨折したことがない人は「あぁ、こんな世界があるんだな」、これから治療される方は「こういうケースもあるんだな」くらいの感覚でお読みください!

あ、今は完治していて、全く問題なく過ごせていますし、もちろん飲み歩いているので、ご心配なく!!

◆骨折概要

①骨折の状況「正常性バイアスMAX発揮編」

時は2023年3月18日(土)。

前日からの雨の影響で地面は滑りやすく、やってしまいました。

右足を滑らせてしまい、足首を挫いた形に転倒。かなりの痛みに悶絶しつつ、足を引きずりながら帰宅しました。

それまでどこも骨折をしたことがなかったので、正常性バイアスがMAXで働き「足挫いたー!一晩寝れば治るだろー!」と暗示をかけて寝たけど治らず。次の日は日曜日で病院もほぼやっていないし、心のどこかで「骨折だと嫌だな」と思っていたこともあり、再度の正常性バイアス。

月曜になりました。

「お!少し良くなったかな!!」
はい、痛みに少し慣れただけですね。出社してみるも足を引きずってしか歩けない。流石に観念して、仕事を早く上がって病院に行きました。

皆さん、例え結果的に捻挫だとしてもすぐに病院に行きましょう!

②初期診療「骨折です」

まずは近所の整形外科で診てもらいました。
レントゲンを撮って、診察室に入るとすぐに「骨折です」の一言。そりゃそうですよね。

ここからは自分にとって、未知の世界。

まずは厚手の温かいガーゼみたいなものを足に沿って当てると、固まりました。上からグルグル包帯を巻いて、いわゆるギプスの出来上がり。※正式にはシーネといい、ギプスとは少し違います。

こんな感じです。

シーネを付けたのでここからは松葉杖の登場。しばらくお世話になります。

お世話になります。

診断は続き、

・すぐに手術が必要。
・大きな病院で診てもらう必要があるので、紹介状を書く。
・予約して行ってください。

とのこと。

どうしても手術になってしまうのですか?と謎のすがり方をしましたが、高齢者であれば保存療法?もあり得るが、私のようなアラフォーでそれはあり得ず「一般的に手術になりますよ」とのことでした。

諦めて紹介してくれた病院に電話するも、翌日は祝日(春分の日)なので、翌々日の水曜日に受診することに。

骨折から4日経って、ようやく大きな病院に辿りつきました。

◆骨折手術と入院

①骨折手術決定「明日から入院です」

右足が骨折なので、当然運転も出来ず、家までタクシーGoに迎えに来てもらい、車で15-20分くらいの距離にある大きな病院へ。

一通りの検査をして、若いクールな先生に診てもらうと、やはり「手術です。」と。そして「今日と明日はもう空いてないので金曜日にします。前日の木曜日のお昼に入院してください。」と。

え!断定口調!!

こっちも予定があるのにと、思いながらも仕事が調整可能だったので、指示通り、翌日の木曜に入院しました。

正式な怪我名は右足外果骨折。

②手術「初の全身麻酔と事後の痛みに耐える編」

入院したその日の夕飯を食べると、そこから手術が終了後に指示があるまで食事は禁止です。

水も朝のうちに。

夕飯は思ったよりも美味しくて、以後も食事は入院時の少ない楽しみの一つになりました。

入院後初にして、手術前最後の食事。魚のみぞれ煮が美味しい!
食事が終わるとぼーっとするしかない。
手術までひたすら天井を眺める。

手術当日。

指定された手術着に着替えて、コンタクトを外し、手術用のストッキングを履き、準備完了。

左がストッキング。右はオムツ。オムツは結局使用せず!

予定の13時から少しだけ遅れて、ベッドのまま手術室に運ばれると、待ち受けていた先生から「何か顔がいつもと違いますね!緊張してますか?」と言われ、「緊張してますよ!でも顔が違うのはコンタクトじゃなくてメガネのせいが大きいかもしれません。」とあまり面白くないやり取りをして、緊張を少しほぐしてもらいました。

左の扉から向こうが手術室。この中は更にいくつかの手術室に分かれている。

あれよあれよと手術台に横たわると、主治医の他、一緒に手術をしてくれる色んな先生や看護師さんの挨拶を受けて、最後に麻酔科の先生からご説明。人生初の全身麻酔です。

点滴をするとすぐに寝てしまいますとのこと。

「それでは(麻酔を)入れますよ。気分悪くないですか?」

「はい…」

メガネを外したのもありますが、視野がグッと狭くなり、ドラマや映画のように眠りにつきました。寝た瞬間を覚えているってすごく不思議な感じ。

ちなみにこの手術では骨折した右足首のくるぶしをプレートを当てて、スクリュー状のボルトで固定するもの。合わせて、脱臼もしているので足首を元の位置に戻すようです。

↓手術してもらった病院ではありませんが、分かりやすく解説されていたので、リンクを貼ります。この2番です!

さぁ、気がつくと、既に手術が終わり、手術室横の通路に持ってきてくれていた、病室用ベッドの上に寝ていました。

呼吸は普通に出来ますか?と聞かれ、試してみると、苦しい!
まだぼーっとしていて、気のせいだったのかもしれないけど、まだ2023年3月はコロナの関係もあり、マスクをしていて、その上から呼吸器?が付けられていたので呼吸がしにくく、少しパニックになりましたが、慣れたら大丈夫でした。

ぼーっとしながらベッドに乗って病室まで戻ります。しばらくは麻酔の影響で特に痛くも痒くもなかったけど、ここからが大変でした。

15時頃に麻酔が切れると、手術した部分に激痛が走り、痛み止めを最大限投与してもらって呻きながら過ごします。

いくつも点滴が。

18時頃になると、それまで付けていた心電図や、酸素マスクが外れて、点滴だけになり、少し身軽になると共に、ちょっと痛みも和らいできました。

反対の脚には、血栓が出来ないよう、引き続き圧力がかかるストッキングを履きつつ、空気マッサージの機器が取り付けられています。

その日は結局一日ご飯は食べられず、早めに眠りにつきました。

③1週間の入院「病院食に感動編」

手術翌日の3/25(土)。体調も大分落ち着き、待望の朝ごはん!小さめの鮭の塩焼きに、煮物、お味噌汁、ご飯に牛乳という、いかにも病院の朝ごはんですが、久しぶりの食事なので、塩味や甘み等、食べ物の旨みを口の中で感じられて、食事のありがたさを改めて感じました。

久しぶりの食事はまさに「こういうのがいいんだよ」。

そして、この日は手術後初めて車椅子の使用を許可されて、1人でトイレにも行けるようになりました。これも地味だけど本当に嬉しい進歩。

入院中お世話になる愛車。

手術から2日目の3/26(日)になると、まだ患部は痛いけど車椅子や、松葉杖でトイレや、売店に出歩けるようになりました。

そして、この頃はMBA(ビジネススクール)大学院生でもあり、ベッドの上で勉強も再開します。

少し欠席もしてしまいました…。

手術から3日目になると、こちらも待望の許可がおり、患部をビニール袋で保護してもらって、シャワーを浴びることが出来ました!

病院のシャワー室。片足使えないと本当に不便。

髪の毛もゴワゴワになるし、本当に嬉しい。まだシーネを付けていて、歩けないから本当に大変だけど…!

以後退院まで毎日シャワーに入りました。食事とシャワー、これが入院中の二大娯楽となりました!

看護師さんによって保護の仕方が違い、あまり上手くない人がやると水が染みてきてしまうのが少し怖かったです。ずっと片足だから、着替えも難しいし、本当大変だけど。

入院後半は売店でお菓子を買ったりも!
ポタージュスープが美味しい。
ハンバーグが嬉しかった!

そして入院からちょうど1週間後の3/29(水)に無事退院しました。

最後の朝食。こういうのがいいんだよ。

入院中に足首固定用の器具を発注して、届くのが翌週なので、退院の時にはまだシーネで固定して、松葉杖状態です。

怪我している足はまだ歩けない。汚れが付かないようにサンダルも一応。

世間はいつの間にか桜が綺麗で、春になっていました。
このままリハビリして治っていく、夏には海にも入るぞ!
この時はそう思っていましたが、まさかの展開となり、この後更に長期の入院生活に戻ることになろうとは…

長くなったので続きは次回以降!ここまでお読み頂きありがとうございました!

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