アンジェラ・ダックワースさんの『GRIT やり抜く力』を読んでみた。
どうも!まつです。
早速始まりました。まつしゃちょーのビジネス本読んでみたシリーズ投稿。
この提供は『お家のことを一緒に考えたい』クオリティアール、まつしゃちょーの提供でお送りします。→https://linkfly.to/quality-res
今回のビジネス本は『GRIT やり抜く力』です。
冒頭核心をつくような小タイトルがあり、それは『「情熱」と「粘り強さ」を持つ人が結果を出す』
私自身、この言葉こそがすべてだと感じる。そして私自身本書に書かれている人物のように常に飢えているような気がする。飢えているというと大袈裟かもしれないが常に「自分なんてまだまだ」という意識を持っていている反面、そんな自分に満足していたりする。
これも本書に書かれている言葉だ。
本書には情熱と粘り強さについて様々な角度から紹介されているのでとても面白いし、参考になると思う。
そして私は最近までこの「グリッド=やり抜く力」が才能だなんて思ったことは一度もなかった。だってやればいいだけの話だと思っていたけど、その「やればいいだけ」ができない人が世の中には溢れている。
このことに気づいたときに「やり抜く力」って一つの才能なのだと感じた。
本書にも成功する人の特徴が書かれており『「才能」「熱意」「努力を継続する力」』と表現されている。才能という言葉にするとすごく特別なものに感じるかもしれないが自分が他人より少しでも得意な部分のことを才能という。
誰だって才能は持っていてそこに気づいていないか才能が発揮される前にやめてしまうか才能に出会っていないだけだと思う。
そして本書に書かれている内容で私自身、とても興味深かったものを紹介する。
『「努力家タイプ」と「天才タイプ」について』書かれた文章だけど、表面的な考えや発言、行動は天才タイプよりも努力家タイプを評価するのだがある実験ではそのことが逆転するという結果が出ているらしい。
これは無意識に天才に対して憧れを持っているし、同時に偏見を持っているような気がする。更にお伝えすると自分の努力を否定したくないのかもしれない。
何かを達成するために考えなければならないことが「才能」「努力」「スキル」の関係であり、本書では『努力は「二重」に影響する』という説明が書かれている。私自身この考えはすごく理解できた。
『才能×努力=スキル、スキル×努力=達成』スキルを得るために一度目の努力をして何かを達成するためにまた努力するというものだ。
そして『IQと「功績の大きさ」は関係あるのか?』このことについても調べてて私自身興味があった。結論から言うとIQと功績の大きさには殆どの人因果関係はなく、あえて言うならIQが100を超える程度であれば功績を残せるという結論になった。
そして功績を残す人と残せない人には決定的な違いがある。それは『同期の持続性』らしい。
要は物事に対して粘り強く継続できた人だけが偉大な功績を上げることが調査によってわかった。
これって世の中の人にすごく勇気を与える結果だと思う。
逆にお伝えすると結果を残せない理由はIQが低いか続けないからだというある意味残酷な結果が出てしまった訳だ。
しかし本書を読み進めていくととても面白い内容が書かれていた。それは2つあって『社会的相乗効果』と『環境が変わると一瞬で自分が変わる』ということだった。この2つはとても関わりが深いと感じていて、社会的相乗効果とは一人でも能力が長けている人が現れると周りが能力が長けている人に引っぱられるという内容が書かれている。
何がビックリしたかというと現代のIQテストを10年前の人に行うと平均IQは70程度になるという話。
たかだか100年で平均IQが30も増えたことになる。これって思っている以上にすごいことであって怖いことだと感じる。
そして環境が変わると自分が変わるということも同じようなことになるが環境に慣れるということは上にも下にも慣れるということを忘れてはいけないと思う。
そして本書のタイトルにある『やり抜く力』がいかに重要だと書かれており、「やり抜く力の半分は、粘り強さ」この粘り強くとは、其のことを好きかどうか、ということがとても大きな要因となるらしい。
本書にも書かれていて私自身とても納得する例えが音楽を聴くことは好きだが引くことは好きじゃないという言葉で好きなことでも、やることと見ることと覚えることで分けられて自分の好きなことの中でどの部分が好きなのか明確にすることが粘り強さに繋がってくる。
次の章に入ると『やってもムダな方法、やっただけ成果が出る方法』について書かれていて、私自身当たり前に行っていたので改めて納得してしまった。というかやってもムダな人が陥る原因を理解できたことがとても大きかった。
それは「改善」だと書かれている。・・・これって当然だと思っていたが人って一定水準まで達してしまうと改善をやめてしまう生き物だということも同時に理解した。
たからこそ向上心を失わない人ほど『やり抜く力』の鉄人になれるのかもしれない。
そして『「やり抜く力」が強い人は「意図的な練習」を多くおこなっている。』この意図的な練習をすごく簡単に説明すると上達しようと意識して練習しているかどうかということ。詳細については本書に書かれているので読んでいただきたい。
この「意図的な練習」はある一線を超えると「フロー」状態に入ることがあるらしい。このフローも簡単に説明すると「ゾーン状態」みたいなイメージ。頭などで考えなくても体が自然と動く状態。ではこの2つはにはどういう関係があるのかも本書で書かれていて、結果的にお伝えすると『「意図的な練習」と「フロー」は密接な関係にあるらしい』これも本書で説明されているが簡単にお伝えすると「意図的な練習=行動」であり、「フロー=体験」なのでとても密接な関係になっている。
このことって深く考えなかったけれども正しくその通りだと感じた。
話が少しそれてしまうが私たちが「やる」ことも実はめちゃくちゃ細かく分けることができるのではないかという考えをさせてもらった気がした。
何をお伝えしたいかというと、「やる」には「考える」「願う」「感じる」「行動する」「体験する」など分けられてこのことが同じグループにいないのであれば議論にならないのではないかということを感じた。
話を本題に戻すが『やり抜く力』が高い人には目標とする人が必要だとかポイントが本書に書かれていて一つとても興味深いものがあり、それは『楽観主義者と悲観主義者』についてだ。その中で取り上げられていたものを紹介するがそれは『失敗への「解釈」のちがい』ということだった。
悲観主義者は「学習性無力感」になりやすいらしく、その原因は失敗したときの解釈にあるらしい。そしてその失敗した時の捉え方には大きく分けて2つあり『能力が足りなくています失敗したのか。努力が足りなくて失敗したのか。』の捉え方でも無力感になる可能性の違いが現れていることに衝撃をうけた。更には無力感になりやすい経験やなりにくくなる経験なんかも紹介されている。そしてそして更にビックリした内容はIQについてなのだが簡単にお伝えするとIQも訓練次第で伸ばすことが可能だということ。
そして私も昔病んでいたときはこの「学習性無力感」だったような気がした。当時、この本に出会っていたらもう少し気持ちが楽だったかもしれないとも思った。
とても読み応えはあるが面白いのでぜひぜひ本書を読んでいただきたいし、読んでいただきたいから珍しく長文の投稿になっていることに気づいた。・・・けど、ここまでお付き合い頂いたのでもう少しお付き合いして頂きたい。
そう!この投稿もそうなんだけど、読み切る。やり切ることがとても重要だという話だった。だからそろそろ終盤だけど最後まで読んでね!
やりきる癖をつけることが重要だと本書では散々書かれていたしこの投稿でも結構お伝えしたつもりでいる。このやり抜く癖をつけるうえでポイントになるのがハードなことを選び2年以上続けるということらしい。2年以上続けている人と続けていない人では将来の年収が変わるという結果も出ているらしい。
そしてこのやり抜く力を伸ばす方法が何種類か紹介されている。そのうちの一つを紹介すると『周りにやり抜く力を伸ばしてもらう』簡単にお伝えするとやり抜く力が強い集団の一員になるということ。これって学生時代の部活をイメージすればわかると思う。
そしてこういう集団の中から超一流は誕生するらしい。ここに対しては私個人的には半々の意見だと思う。超一流が誕生しやすいだけでそれ以外から誕生しないわけではないと考えている。
本書で何が伝えたかったかというと、世の中で成功を収めている人に最も必要なのは才能でも環境でもなく【成功するまでやり抜く力】に他ならない。このやり抜く力についてや伸ばし方などが本書に書かれており、この投稿の内容はほんの一部に過ぎない。時間のある方はぜひ読んで頂きたいし、時間がなくて読めないという方も無理やり時間をつくって読んで頂けるといいかもしれない。
要はどっちにしろ読んでみてはいかがだろうかということをお伝えできればと思う。
本書を最後まで読んで改めて【GRIT やり抜く力】って大切だなって思っていたけど、ふと過去のことを思い出した。私の父親はやり抜く力が高かったのだと。父の口癖は『男が一度口にしたのだから最後までやれ』だった。これこそが私の【GRIT やり抜く力】の根本なのかもしれない。
確かに父親自身も一度行ったことは絶対にやっていたような気がする。
だからこそ私自身も一度やると決めたことはやるのが普通だと思っていたし、やらない人たちのことが理解できなかった・・・。そんなことを最後に思い出したってだけなんだけど・・・。
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でわでわ!まつでした。またね。
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