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21年1月30日コロナ情報と会社 IN上海

本日新たに2名感染者が増え今年に入り18名となりました。爆発的な数字の上りはないものの適度な緊張感がジワジワと忍び寄っている上海市です。そして会社は旧正月前のラストスパートに入ります。

しかし多くの外部業者はもう1月で終わってるところが多い。又は今週で終わる。本来の国の発表では2月9日-16日になるが例年 その前後を1週間ほど長く休みに入る下請け企業は多い。今年はコロナの影響もあり、いつもより長く戻る計画だった人も多かったようで 随分前から休みに入る会社もチラホラ。

我が社でも田舎に戻る予定をしていた社員一人一人と話をする事になり、田舎に戻る予定の社員を上海に呼び止める為に必死の対策をしている。

というのも中央政府が 春節(旧正月)の不要不急外出を呼びかけた為、各省や市 そして 地域で その対応に追われていえる。

中央政府のいう事は絶対なので中央政府→上海市→嘉定区へとTOPダウンで指示が入る。そして区の役人が持ち回りのエリアの企業に対して指示を出してくる。我々の会社も役人に呼び出され、春節の対応など色々レクチャーを受ける事になる。

ある意味 システム化されTOPダウンで指示が入り 企業はそれに従うだけとなる。いちいち文句を言うという 事がそもそもない。いや出来ない。

だから どういう風に従うかの議論になる。

そこでウダウダ保障しろとか 俺たちは守りませんとか 個々で勝手な事は許されない。そんな行動してみようもんなら営業免許停止させられてしまう

なので僕らに 従わないという選択は存在していない。

そう聞くと 一党府独裁とか自由がない と思うかもしれないが     そういう極端な話でもない。

余計な議論する必要もなく どのように従うかを考えるだけである。そして前に進む。グダグダいって何も進まないのではなく 社長が右だ!と言えば右に社員はススム。左だ!と言えば左に進む。 どうしようかな~という社長がいれば 誰も動かない!社員を不安にさせてしまう。正しいか 間違っているかは 正直 下の人には よくわからないが 上の政策を信じてて進むしかない。そんな状況なのである。

いい指導者なら 国民が こんな楽な事はなく 国は発展し豊かになる

悪い指導者なら 悲惨になりかねない。これは過去の歴史が物語る。何も中国だけの話でもない。ソ連。カンボジア。ミャンマー。ベトナム。シンガポールなど見ても共産圏に足を踏み入れた事のある国は、その指導者に翻弄されてきた。

そして先週 立て続けに会社は役人から呼ばれ 色々政府からの指導を受けている。

①春節 不要不急の移動を控えるように社員への通達をする事。

②マスク、消毒の徹底と体温検査の更に強化

③上海市から出る写真は事前に報告

④上海へ留まった地方社員への紅宝(お年玉みたいなもの)を支給を希望。

その他 諸々の話

要するに役人が言いたいのは 上海にとどまった社員に金を出せ!と言いたいのである。

政府が出すのではなく企業に その支払いを強く協調して指導してくる。強制ではないが、田舎に戻らず我慢した社員が その事を知り会社の事を悪くいい役人に言いつける事だってある為 企業は社員に対して、ある程度のお金を配るように、、、見えない圧力を受ける

その事を同時進行しながら、社員一人一人に 今回は田舎に帰えらないで!と止めつつ、そして、もし旧正月明けに戻れず隔離処置とかになれば2月は会社に来ることができない。その場合は2月の給料は無し。とし その条件で帰りたい人は申告をしてもらいPCR検査は自己負担で進めていく。

幸い、政府はチケットに関しては払い戻し全額負担をするとの事で チケット代は戻ってくる。しかし それは そんなに政府にとっては痛手ではなく社員への補償を企業側に負担させるべく話をまとめてくる。

そうやって企業は政府と折り合いをつけ               我々も 少なからずだが社員へ紅宝を配る準備を進める事になる。

他にも春節なので、会社からも今年は家族で過ごし食べる物としても 何かしらの手土産も用意しつつ 経費がかさむ。

1月末まで話合いがあり 主力メンバーの工場で働く工員さんは基本 上海に滞在と決まった。皆 諦め田舎に帰るのは 次回にしてくれた。

多くの工員さんが出稼ぎで 嫁 子供とは暮らしていない。上海人なら上海で家族と親と住んだりもするが、地方出身者の多くは出稼ぎ労働者だ。

なので家族や嫁や子供と会えるのは年に数回。

春節は その中でも1番大事な時。必ず家族で年を越すのが中国の伝統だ。

意外とこの辺は今でも しっかり文化が残っている。

まだ親の世代が そうしてきたものあるが 少しずつ薄れていくのかもしれないが まだまだ いい文化が残っているな~と感じる。

先週から 高速道路はメッキり空いた。朝の渋滞はなくなり、会社まで 凄く早くたどり着くようになった。

春節は 労働者が町から消え一気に高速道路もガラガラになる。もう春節だな~!っていよいよ感じる。

僕の年末モードも いよいよラストスパートに向かっていく。

コロナを気にしながら いよいよ春節が近くなってきた。

マンションの敷地前にも昔のように体温検査を実施するように戻り

ショッピングモールも 健康コードが中に無いと入れない。

ただ言えるのは旧正月明けに社員が帰って来ない心配は例年に比べてない事

今年は皆 上海にいてるから安心して旧正月明けの生産が予測できるぞ!

それだけは安心して休みに入れそうです。 今のところ・・・

色々あるけど 中国って面白いな~と思う





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