Clubhouse中国で禁止するってよ!
巷で流行している音声SNSアプリ Clubhouseクラブハウス 今年に入り日本でも話題になっています。
実は少し前から中国でも話題に上がっていました。
クラブハウスのアプリは現在iOSのみです。なのでappleのiphoneユーザーのみ知るSNSアプリになります
しかし、いくら中国でiphoneが人気といえどもiphone1強時代は過去の話。
現在2021年 iphoneはかつてのようなスマホの王様では中国ではなくなってます。やはりお金持ちやapple好きはiphoneを所持する人がまだまだいますが、それはピラミッドの上層部の話。
中国14億の人口でスマホ持つ人工は約12億人以上と言われる中、appleもかなり貢献してますがiphoneユーザー以外の方が 圧倒的に人口多い現実。2019-2020年にかけてファーウェイ回帰する人が増加してました
というのもファーウェイがアメリカと揉めていた頃、ファーウェイ救済とばかりに国内ではiphoneからファーウェイへ変える人が意外と目に付いた。
機種編する要因に
①ファーウェイへの応援
②ハイエンドモデルならファーウェイの方が最新機能充実してる。
③価格が変わらない
④OS依存がない(グーグル依存がない人民)
⑤5Gに早くも対応し中国では5Gがどんどん普及を広げていた
技術的機能はファーウェイの方が何歩か先を行ってる現実。中国人はいつの間にか自国のファーウェイブランドを認めざる得ない環境になっていた。いつまでも偽物とか3流とか言われてた時代からスマホのトレンドを作るくらい急成長していた中国ブランドのファーウェイ。それなら そろそろファーウェイでも満足できるという心理を裏付ける性能と販売戦略とコマーシャルで街中でもファーウェイは目立ちお洒落な携帯電話へとイメージを変えていた。カメラ性能もライカと手を組みブランドイメージも上がりリフレッシュレートも高く高性能。画面も大きく綺麗。フォルムも最新型と自負できるデザイン力。対してデザイン変更のないiphoneでは少し物足りなくなってきているハイエンドユーザー。所有欲を満たしてくれる端末のファーウェイハイエンドスマホからミドル層にも刺さる手ごろなスマホのバリエーション。
もはやiphone は最先端な端末ではなくなってた。そんな流れの中 ハイエンドユーザーはファーウェイへ流れていったのを上海で感じていた。ファーウェイ端末を持つユーザーを見かける事が増えた。
ハイエンドスマホと言えばファーウェイかサムスンかで悩むユーザー層になっていた。
しかし根強い人気とブランド力とOS連携機能での快適さでは群を抜くapple製品は中国のミドル層や女性へは人気だった。
アメリカの制裁は続きファーウェイへのCPUチップ製造が事実上、凍結。そうなれば流石のファーウェイも最先端スマホを作り続けるのは厳しい。自社CPUでは、世界の足元にも及んでいない現実。まだまだ数年の開発開きがあり中国も国が巨大な投資で自国CPU開発進めてきたが上手く機能していない。それだけ技術力が必要な世界。ファーウェイはハイエンドスマホの仲間から外されてしまった。その為iphone以外では、サムスン、小米、VIVIO、OPPOに分散され、ファーウェイもギリギリ繋がり、それぞれ各メーカーで人気端末が増えて より戦いが激化してきた。特に2020年-2021年にかけて小米はファーウェイ無き後のスマホ最先端技術で目立った躍進を続けている。ファーウェイが持つ数多くの5G特許技術を封じるアメリカに負けたファーウェイの逆襲を密かに期待する人民達の思いもあるだろうが小米の躍進に、またアメリカに潰されるのではと危惧する声もある。
ファーウェイ潰しは確実にハイエンドスマホの技術革新の足を止めた。ゆるい進化で着実に進むiphone。早い進化で進む中華製スマホ。スマホのトレンドは深浅から始まるとまで中国では言われるようになっていた近年だったがiphone回帰も2021年は進かもしれない。
安価で高性能な端末が中国国内では依然として大多数を占めている事実。iphoenやハイエンド端末は一般の人民には高額すぎて手が出ない。
僕が務める上海工場の工員さんでiphoneを持つ人は一人もいない。管理者や事務系の女性で数名いる程度。後は家がそこそこ裕福な人。出稼ぎ労働者でiphoenを所持するにはまだまだ高額端末。
上海市で少し前にいわれてた話で
嫁が一番いい携帯を持つ=iphoneを持ってるという事
娘が嫁のおさがりiphoneを使う
旦那は中華製スマホを使う(もうiphone買えない資金力)
なんて冗談で言われていた。嫁を怒らすと怖いから。いい携帯は嫁から始まる!
中国でクラブハウスを知ってる層は そんな ある意味エリート層であり学歴やそこそこの収入もありテクノロジーに興味を持つ人や流行りに興味のある人達。そんな仕事をしている層の中でクラブハウスは流行しだしていた。そのエリート層の人口も人口比率では少ないが数だけでみても多いのが中国の恐ろしい全体人口なので他国より中国でのiphoenはどの国よりも数だけで言えば売れる。12億のスマホユーザーのたったの10%のシェアを取るだけで日本の人口を超える。まだまだ少ないとは言えクラブハウスを使う人を目にするのも 人口からみても うなずける。
確かにビジネスシーンでカフェに行くと使ってるのを目にする機会が増えていたし場所を選ばず会議で利用したりしているシーンも見かけていた。公共の場で大きな声で会話する事に何の気も使わない国民性だし、それを嫌とも駄目ともしない寛容性。で音声SNSはwechatでも昔から頻繁に利用されている。
そんなビジネス用途でもプライベート用途でも芸能人たちの集まり用途でも人気を得て知名度が上がり出していた矢先に中国では禁止になった。
まだ多くの人民は知らないアプリだけど
ある意味 そりゃそうだね。禁止じゃない方が不思議(笑)
と思い どこかで理解して使っていたというアプリでもあったはず。
早かれ遅かれ中国では禁止されるのは目に見えていたからだ。
政治的に かなり危険は会話を繰り広げていた為、これは国家の方針にそぐわないのは どこか解っているがどこまで許されるのか?そんなドキドキもあり 中国国内では触れてはいけないタブーに触れている。
そりゃ禁止になるよね!と
これがOKなら グーグル、フェイスブック、インスタ、ライン、ネットフィリックスだってOKになってもいいじゃん!
そうなんです 中国では外資系のこれらのサービスは全て禁止です。
だから超不便!なんて思ってるのは中国に住む外国人と一部のエリート層だけ。
これに代わる国内で使えるアプリがちゃんとあり それなりに国内向けサービスが充実してる。ので海外のサービスを使う必要もない。逆に国内のアプリの方がもはや日進月歩で改善され本家より使いやすいとかもある。
まあ 多くの人民からしらた そんな禁止されたって事足りてる。外人と繋がる事もない人民達からしたら。
そして この国にはタブーがある事だって知ってる。そんな事 公で発言したら どうなるか・・・
近所の公園で友達と会話するくらいならいいけど SNSとかブログとか公でタブーを発言するのは危険なのは この国で生きていたらわかる。
そこまでして言いたいなら 相当の覚悟が必要だろうね。と思う
まあ仕方ない これが、この国に住むこの国のルールだから。
というか政治に興味すくない人民が大多数。正直どうでもいい。興味のある意識高い系は声をあげているが、多くの人民は そんなに政府に逆らってもさ~ そんな事より金儲けしとけよ!と
自分に被害無ければ さほど気にならない。自分に被害あれば煩い(笑)
政府と人民はいつも そうやって戦ってます。
Clubhouseのアプリ利用禁止を聞いて そういう戦いが垣間見えました。
変な政治的発言する部屋 作るから 禁止されるんだよ。と思うけど海外で会話されてるのを中国で国内で聞くスタイルは確かに今の中国政府の方針にはそぐわないからね。
普通にエンタメやビジネスで利用されてたら もう少しバレずに使えたのにねと思う(笑) どのみち禁止されてるだろうけどね
そして、ひそかに中国版Clubhouseの開発が進められているという。
それは中国国内で使える検閲された物になるだどうけどビジネスやエンタメ用途なら十分活用できる斬新なシステムなので多くの人民は それで充分だ。
わざわざタブーに触れなくてもね・・・・と思ってるのが本音。
でも どこまで言えるのか 皆興味は持ってる事は事実かもしれないし今回もその事は証明していたと思う。だから余計に禁止になるんだろうけどね
世界と共通したアプリが使えないのは、とても不便だと思うかもしれない。
僕らのような中国に住む外国人には確かに辛いが、大多数の人民にとって全く関係ないという事を伝えたい。
だって国内アプリだけでも十分すぎるほどの利用人口がいるのでビジネスが十分回つているからだ。
中国で短い運命だったクラブハウスだった。
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