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マラドーナの上手さの秘訣!!

 今日は「マラドーナの上手さの秘訣」というテーマでお話させていただきます。
 サッカーの「神様」マラドーナ選手は、5人抜きや神の手ゴールなど、歴史に残る数々のプレーを見せてきたスーパースターです。そんなマラドーナ選手の上手さの秘訣について今日はお話したいと思います。
 マラドーナ選手は、様々な伝説を持っています。8歳の頃に「ボールを頭で自在に扱う選手」として地元のテレビで紹介されています。10歳の時にはプロリーグのハーフタイムショーでリフティングを見せました。すでに10歳でかなりの有名選手です。12歳の時には、アルゼンチンの名門クラブであるリーベル・プレートからオファーがあったくらい有名だったのです。

 13歳になると、サッカーだけをやるために学校をやめました。15歳でプロリーグの試合に出場し、その後は16歳で代表デビューしています。26歳でワールドカップ優勝という輝かしいキャリアを築き上げました。

 そんなマラドーナ選手、実はお父さんがとても厳しかったのをご存知でしょうか。

 お父さんもサッカーをし続けてきた生粋のサッカー選手でした。プロ選手として長く活躍するのがどれほど難しいことかわかっていたのです。マラドーナ選手のお父さんは、マラドーナ選手に「一生ボールから離れるな」と言い続けました。家でも休まずにボールを与え続けられたそうです。地元のプロリーグの試合をお父さんと見に行ったときには、試合を見ることも許されませんでした。ずっとスタジアムの観客席の空いたスペースでリフティングさせられていたのです。「試合が終わるまでボールを落とすな」と一言言われて、あとはお父さんが戻ってくるまでリフティングを続けるしかなかったのです。

 お父さんから厳しく指導されたことで、サッカーに対するストイックな性格はマラドーナ選手本人にも染みつきました。トレーニングではファールをもらうための「こけ方」や、相手の体を封じるための「体の使い方」もメニューに取り入れていたのです。マラドーナ選手は、ウォーミングアップで「前転」や「柔道の受け身」をやっています。
 相手からファールばかり受けるマラドーナ選手は、自分の体を守るために様々な動きを取り入れていました。相手にひじを入れる方法や、相手の足を踏む方法まで研究していたと聞きます。
 マラドーナというと、パワフルでテクニックのあるドリブルのイメージが強いです。ですが、そのスーパーなドリブルを活かすために、フィジカル的な「土台作り」をやっていたのです。

 マラドーナ選手は、毎試合新しいサッカーシューズを履いています。マラドーナ選手のロッカールームには、毎試合3足の新しいスパイクが用意されていました。もちろん、これはメーカーからタダでもらっていたスパイクです。マラドーナ選手のレベルになると、メーカー側はお金を払ってでも履いてほしいでしょう。広告費として考えても、毎試合3足くらいは安いものだったのではないでしょうか。

 今日は、マラドーナ選手の話をさせていただきました。マラドーナ選手の上手さの陰には、異常なほどのサッカーに対する努力と環境があったのです。マラドーナ選手のレベルになるには、人生全てをサッカーにかけて血の滲むような努力をしなければならないでしょう。その上で「運」や「才能」も必要になるのではないでしょうか。

 今日は「マラドーナ選手の上手さの秘訣」というテーマでお話させていただきました。
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