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INFJの僕が「理想を押し付けるな」と上司に言われて泣いた昼

「全部自分の思い通りになると思わないで。理想を人に押し付けちゃいけないよ。」

昨日、面談の場で上司2人に言われた言葉が心にのしかかる。

自分が信じる価値観も、職場を良くしようとやってきた努力や配慮も、業務と人間関係に真剣に悩んでいること自体も否定されたように感じて、泣いた。

◆◆◆


INFJの僕たちには理想がある。
自分自身に対しても、周りの人や世界に対しても。
こうありたいと、こうしてほしいと、こうなったらいいと信じるものがある。

ルールや規則は守るべきだと思うし、公平で公正な世界を望んでい る。
それが誰にとっても快適で、生産的な状態だと思ってる。
規律が守られる環境でこそ自分の心の平穏を保って良いパフォーマンスが発揮できるのだ(と知ってる)。

◆◆◆


僕はルールや規則が守られていない状態にとてもストレスを感じる。

始業時刻ぎりぎりに来て、みんなが仕事を始めてもおしゃべりしてる先輩にも、
1時間と決まってる昼休憩を毎日5分以上過ぎて帰ってくる先輩にも、
仕事は残ってるのに終業時刻よりも前にPCを閉じておしゃべりしながら帰る準備をする先輩にも。
(全部同じ人)

席は隣で、同じ仕事を2人で分担しているから余計に気になるし、影響を受ける。
強すぎる責任感のせいもあって、その人がやらない分まで僕は業務を引き受けてしまう。

人の役に立ちたいと(もはや無意識レベルで)思う僕。
他の人が見落とす不備や問題に気づいてしまう僕は何かできてないことがあると気になってしまう。
一度気になったものを意図的に気にしないなんて至難の業だ。

「気にしない先輩」と、「気になって放っておけない僕」の負担の偏りは明らかで、メンタル不調で休む日も増えた。

僕が「普通だ」「当たり前だ」と思うこと、社会人として、リーダーとして「こうあってほしい」「こうあるべき」と思ってることは、別に会社の常識ではないと思い知らされる結果になった。

◆◆◆


上司のリアクションは期待したものとはかけ離れたもので、仕事を休むくらい悩んでいるから相談したのに、返ってきた言葉は労いでも共感でも理解でもなかった。

「けんごさんは人に対する理想像が強いよね。理想像があると裏切られるから、もう少しおおらかに見てほしい。」

あれ?
良い組織にしたいと思って勇気を出して伝えたんだけどな
苦しいから助けてほしいと言ったんだけどな

僕がおかしいの?
僕の考えが間違ってるの?
僕が変わらなきゃいけないの?

納得いかなくて、めちゃくちゃしんどかった。
失望した。絶望した。

話さなければ良かったと本気で思った。
やっぱり僕のことは理解されないんだと思った。

失望は自己否定・自己批判に変わって「自分は間違ってた」「自分がおかしいんだ」「自分なんている意味ないじゃん」と思い始める。

苦しかった。

INFJは生きづらいなぁと強く強く思った。

でも直後には、世の中で少数派のタイプだとしても同じように生きづらさを感じる仲間がいることに気づいて、ほんの少しだけ、勇気づけられた。

◆◆◆


来週からはもう少し手を抜いて仕事しようかなとか、見て見ぬフリして定時で帰ろうかなとか、いろいろ考えてます。

もしも職場や学校などで同じような経験がある人がいたら、ぜひコメントで教えてください。
一人じゃないと思えたら、強くなれる気がします。



最後まで読んでくださりありがとうございました。

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