今でも忘れられない。高校時代、野球部顧問のたった1つの質問
僕には、忘れられない1つの質問がある。
それは、高校時代、所属していた野球部の全体練習終わりに自主練習をしようと思っていたときに顧問の先生に突然質問された。
『kengo 君のストロングポイントは何?』
ドキッ!!としたのを覚えている。
そんなこと考えたことがなかったからだ。
少し時間をおいて。
『守備ですかね~』
と返事をした。
先生は少し不満そうだった。
この質問は色々な選手にしていた。
パッと答えられた選手もいたが、なかなか答えられない選手もいた。
面白いことに、レギュラーだから即答できていたというわけではなかった。
僕もレギュラーではあったが、即答は出来なかった。
先生が質問をした本当の意図は分からないが、質問されてから7年ほどたった今日、少し考えてみようと思う。
その先生は、強豪大学の硬式野球部でも、コーチの経験がある先生だった。
だからこその質問だったのかなぁと思う。
個人の強み。
つまり、○○なら俺だ!
と自信を持って言えるかどうか。
ここが先生が聞きたかったポイントだったと思う。
先生が以前に指導していた大学の野球部と比べて、部員の数も少ない公立高校の野球部。個人の意識の違いに違和感を感じての質問だったのであろう。
人数が多い野球部だと、ライバルも増え出場機会も少なくなる。その環境でどうやって生き残るのかという自然と考えるようになるのだろう。
○○なら俺だ!
多くの選手が○○の部分を極めるために自主練習をしていたのだろう。
しかし、僕は、公立高校の1学年多くても20人程度の公立高校で野球をしていた。どうやったら試合に出れるかなんて考えなくても、練習試合であれば、どんな選手でも1打席は貰えていた。
だから、自分が行っている自主練習の意図も何となく練習している選手が多かった気がするし、僕もそうだった。
この差は、確実にチームの成長、個人の成長に関わる。
その当時の話はこの辺にしよう。
この話は、決して野球だけの話じゃない。
人間生きていれば、「個」が大切言われている時代でも、グループに所属すると思う。
例えば、部活、会社、サークルなど
今、所属しているグループで、先生に聞かれた
『あなたのストロングポイントは何?』
と聞かれたときに、自信をもって即答できるだろうか。または、即答できるようになる準備をしているだろうか。
「個」が大切と言わている時代。このストロングポイントの質問に答えられる人と答えられない人の差はこれからどんどん大きくなるのではないか思っている。
他人に認められてなくていい。基準は自分だ。
次回も、具体的には決めていないが、この質問についてのnoteを書こうと思う。