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氷の微笑 (映画028)

「氷の微笑」

「氷の微笑」は1992年に公開されたポール・ヴァーホーベン監督作品です。初鑑賞は公開時の映画館、結局、キャサリンなのか?ベスなのか?謎のまま、レンタル・ビデオで再鑑賞、合わせてポール・ヴァーホーベン監督自らがキャサリンの犯行でそのヒントは部屋の鍵とタイプライターと種明かしをしていますが未だに謎は解けず、スッキリしないまま再鑑賞を繰り返している作品です。サスペンスやミステリーに分類される作品、それだけに終始、ドキドキさせられますがエロスも加わり、もはや、何でドキドキしているのか区別がつかないのが本作の面白いところです。この区別のつかない動揺が潜在的に誰が犯人か?という思考を更に誘導させているのかもしれませんし、また、スリラーの要素もあるので緊張と興奮と思考が混在する刺激的な作品です。初鑑賞の際、一旦はベスが犯人で納得しましたが、ベッドの下にアイスピックが置いてあったので判断ができず、終演後、劇場内が騒ついたのは印象的でした。シャロン・ストーンは見事にエロスと知的さを表現していましたし、マイケル・ダグラスの振り回される役どころは「危険な情事」、「ブラック・レイン」に続いて似たような役で納得、キャスティングも素晴らしい作品でした。スリルのあるカーチェイスもありましたが本作の撮影は後に「スピード」を監督したヤン・デ・ボンです。


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