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【間取りコラム】アースな話
今日は地球の話。ではない。
大興奮で買ったBistroの話。(何度目…)
マイホーム設計中、キッチン背面のカップボードをオシャレに飾っているSNSの写真を見て、私も憧れていた。
オープンキッチンの場合、料理家電の収納をオシャレに見せられるかどうかで家全体のオシャレレベルが変わってくる気がする。
マイホーム設計中、そんな自論をもとにカップボードをいかにセンス良く飾るかの分析とイメトレは欠かさなかった。
自論を更に言わせて貰うと、カップボードは余白が大事だと思う。物をあまり置かない。置いても小物。
そして家電は1色に統一。
後は差し色として木の何かorガラスの何かor緑があれば完璧である。
(自論です。)
余白を埋めてしまうような大型料理家電はどこに置くのか。
設計当初からキッチン横にあるパントリーに置く事を想定していた。
三井ホームではコンセントをいくら配置しても値段は変わらない、と言われていたので悪目立ちしない程度に色んなところに沢山つけた。
クローゼットから始まり、パントリーにも。
因みに、書斎のコンセントの数と言ったら…お陰でタコ足配線は全くない。
最近買った私の愛しのスチームオーブンレンジ•電子レンジ Bistroは、私の自論に基づいて考えるとカップボードに置くのは適さない。
大きくて余白が無くなるから。
と、いう事でパントリーに置く事にした。
ここまでは計画通りだった。
Bistroが家に届いていざパントリーに設置!
ピッタリサイズだった。
裏にコンセントの他に電線?ピロピロが付いているけれど、それは置いておいて。
まるでBistroの為に作ったんじゃないかという位完璧なサイズ感、そしてコンセントの位置にニンマリした。
今までカップボードに置いていたトースターが無くなり、カップボードに余白が生まれた。
何度見ても完璧である。
設計時の思惑通りに住むってこんなに最高な事なんだ。うっとり。
嬉しくなって、でも家にあんまり食材がなかったから、とりあえずさつまいもで焼き芋を作った。
焼き芋美味しい。
スイッチ1つで焼き芋出来るなんて最高。
テレワーク中の夫に、わざわざ話しかけに行った。
「やっぱり買ってよかったわ〜ちょっと来てよ。」
ドヤ顔でBistroの中に転がっている焼き芋を見せた。
「おー!蜜が出てる。美味しそう!…え?」
「ん?」
「アースちゃんと付けた?」
「アース?」
「付けてないよね?」
ここでタイトルのアース登場である。
恥ずかしながら私はアースって何のことか知らなかった。アースって、そう、さっき置いておいたピロピロの電線の事である。
Bistroの裏からピロピロが出ているのに気付いて夫に言われた。
アースとは、その家電が万が一電流が漏れてしまった時に、その電流を地面に流す役割を果たしているらしい。家電についたピロピロをアース端子につける必要があるそうだ。
「このパントリーのコンセントにはアース端子が付いてないよ。カップボードに置きなよ!」
オシャレよりも実用性重視の旦那がそう言った。
「絶対嫌ーーー泣 アース付けなくても焼き芋作れたよ!?」
「感電して死ぬよ?」
「死にたくない!泣 でもカップボードに置くのだけは死ぬほど嫌なの泣」
調べると、アース端子をつける為には電気工事で数万円かかるらしい。
設計中に気付いていれば無料(追加料金無し)でつけられたのに…泣
調べていたら、アース端子がない場合の代用品として、“プラグ型漏電遮断機”というのがあるらしい。でも気休め程度とか…
困った。テンション下がった。
コンセントをどこに付けるか検討する際、数や場所も勿論大事なのだが、それは何の為に必要かをちゃんと考える必要がある。
アースはいるのか。アースだけでは無い。
テレビのアンテナ線や電話線なども同じである。
一度引越してから工事すると地味に高いので要注意である。
困ったなぁ…
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