月の女神に、希望の歌を
久しぶりに小説を読んだのでこちらのレビューを
『月の女神に、希望の歌を』
恋愛ファンタジー小説です。
中学生時代に愛し合っていた男女が、ある時突然恋人を失ってしまいます。
助けられなかった悔しさを持つ主人公が、久しぶりに地元に帰って現地で就職。
そこからがこの不思議な物語がスタートします。
すでに大人になっていた主人公の職場に、1人の少女がやってきます。
その少女がなんと、以前失った彼女の生まれ変わりという設定です。
現実社会には信じられない出来事ですが、あまりにかけ離れているという印象がないタッチで書かれており、すぐにのめり込んでしまいました。
次第にその現実を受け入れ始める主人公。
そしてその周りの人の一部を巻き込む、主人公も魅力です。
しかし、ある時再び当時の事件と重なる出来事が起こります。かつては恋人の女性を助けられなく後悔ばかりがついて回りましたが、今回の事件では逆に男性が・・・
登場人物が少なく、非常に追いやすいストーリーも非常に読みやすい内容でした。
現実社会とうまく融合していくストーリー。
設定はもちろんファンタジーですが、ほんとにこんなことが起こりそう・・と信じてしまうような設定になっています。
今週末、さくっと読めるファンタジー小説はいかがでしょうか。
アマゾンでもキンドルベストセラーとなっていました。