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逆虐待によるうつ病になったフリーターが来た【シェアハウス/リバ邸の住人】

このシェアハウスには

ヒモのペルー人

全盲のロッキー

ニートの管理人(俺)

が住んでいる。


もうここ以上にダイバーシティな空間はないし

一般常識が通用する場所はないだろう笑


いや、笑ってられない

なぜなら赤字だからあああああああああ!!!


こりゃまいったね~


と思っていたら、


Twitter宛にDMが来る。


今すぐ、住みたいです。


と!!


きたあああああああ!!!!!


と思い、すぐに返信をして

zoomでオンライン内覧をした。


若い男の子のようだったが、笑ってたし

何も問題なかろう。


しかも、次の日に実際に内覧に来たいとも言ってくれた。


よし、よし、よし。


俺)何時ごろ来ますか?

男)9時でお願いします。

俺)分かりました~


若干朝早くね??


と思ったが、早起きの子なんだろうと気にしなかった。


次の日

彼は時間通りに来た。

とてつもなく跳ねた寝癖をつけて。


それから一通り改めて内覧をし


事の次第を伺った。


俺)なんで、ここに住もうと思ったと?

男)一人で居るのが寂しくて・・・



俺)そうなんだ。今まで何しとったと??


それから彼の身の上話を聞いたのだが


う~ん、まだ若い彼にとっては重大な悩みなんだな~

という感じだった。


そしてその場には全盲のロッキーも居たんだけど

俺たちは何度も


あれ?

こいつ病んでね??


という旨のアイコンタクトをしまくった笑


皆知らないと思うけど、全盲の人もアイコンタクト出来るんだよ~笑


彼の話をまとめると

親から自立したいのだが、地方から出てきた事もあり

ちょうど体調が悪くなってしまい(病んで)

そのタイミングで親がお金をくれた事に

もの凄く、自分を責めてしまっているようだ。


自立したいのに・・・


という事だった。


とてもいい子なんだな

と思った。


俺)じゃ、親からもらったお金は寄付でもしたら?

と言うと

男)あ・・・・あ・・あ・・・・あ・・・・


と脳が停止モードになっているようだった。


う~ん、

甘やかされて育った子は

自立する力を奪われる

とは聞いた事があるがまさにそんな感じだな。

逆虐待(名称:俺)


彼の精神状態は正常とは思えなかったので


俺)どうする?契約は後日にする?

と提案すると

男)いや、契約したいです。

との事だったので

契約書を出した。


で、こっからが長かった!!


こっから契約書に名前を書くのに

2時間かかった。


大げさじゃなくて、本当にね。


もう思わず知らん間に


なっが・・・


って独り言を吐いてしまったもんね笑


その間何度か

別にやめても大丈夫だよ?

とか色んな言葉を俺もロッキーもかけたが


動かなった。


そうだよね~

自分で立つしかないんだよね~


と長いこと彼を見守っていると、


ようやく


書きます


と言って書き始めた。


ほんと思わず


いや、おせえよ!!!


と言ったらロッキーはめちゃくちゃ笑ったし

彼も少し笑ってた。


ま、笑顔が生まれたんだしオールOKじゃん??笑


こうしてこのシェアハウス/リバ邸チャレンジに

うつ病のキノコちゃんが入居した。


これからまた最高な毎日になると思って

嬉しくなった。

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けんぴ〜JOSSCA代表理事
より多くの人の話を聞き文章化していきたいと思っております。 取材に際しかかる費用があるので 是非、サポートしていただけると嬉しいです。 絶対に1+1は0にはならないと思っておりますので よろしくお願いします。

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