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Nº43 CILS の Analisi di strutture di comunicazione を知りましょう(総論とA2編)

 イタリア政府が認定している、イタリア語スキルを測定する試験としてCILSというのがあります

 僕が一番(その測定結果を)信頼している試験ですが、みなさんはこの試験に Analisi di strutture di comunicazione という試験区分があるのをご存知でしょうか

 受験レベルにもよりますが、3~4の大問からなり、冠詞や接続詞などで空欄を埋める問題、動詞の活用形で空欄を埋める問題、語彙力を問う問題、文章やセリフの趣旨を理解する問題から構成されています

 この Analisi di strutture di comunicazione ですが、よく学習者の方が言っているのが「冠詞の選び方がよくわからない」「いつも結構適当に答えてしまっている」ということです

 で、結論から言うと、B1まではそこまできちんと区別できなくても合格するには全く支障はありません(よほど出来が悪い場合はもちろん論外)

 さらに言うと、B2に合格することを考える場合でも、あまり神経質になる必要はありません
 というのも、冠詞が絡んでくる問題は4つの大問のうちの1つに過ぎず、またそこは小問数が一番多いため、2つや3つを冠詞のせいで落としたとしても得点計算を進めていくとその悪影響は薄まっていくからです

 ちなみにですが、僕としては「合格できるのかどうか」という0か1かみたいな捉え方だけをするのは良くないと思っていて、試験直前以外は、少しでも正解が多くできるよう努めていくことをお勧めしたいとは思っています

 その一方で、CILSを通して自分のイタリア語スキルを認定してもらえたという実感が合格という形で得られれば、それはやっぱり次のレベルへの確かな土台になるとも思いますけれども。。

 結局は、バランスよく自分の到達点を知ることが大事と言えます

・・・ 

さて、ここからは簡単にA2について

Analisi di strutture di comunicazione の出題される内容やレベル感について紹介していきます

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