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発酵性食物繊維って何?

今回は腸活の新常識として注目されている
発酵性食物繊維についてです!

食物繊維は知っていても、発酵性食物繊維は知らない方も多いのではないでしょうか?


発酵性食物繊維とは?


発酵性食物繊維は
腸内で善玉菌のエサとなって、
発酵する力をもつ
食物繊維のことをいいます。

発酵することで善玉菌がより住みやすくなり
腸内環境を整える効果が期待されています。

一方で、
発酵性以外のその他の食物繊維は
非発酵性食物繊維と呼ばれています。


発酵性食物繊維と非発酵性食物繊維の違い


それでは発酵性食物繊維と非発酵性食物繊維は
何が違うのでしょうか?

①発酵性食物繊維

・腸内細菌のエサになる
・体内に吸収される
・生活習慣病改善やアンチエイジングをする

②非発酵性食物繊維

・腸内細菌のエサにならない
・体内に吸収されない
・お通じを改善する

発酵性食物繊維は
腸内細菌のエサとなって分解されます。
分解されると体内に吸収され、
さまざまな健康的な効果を体内で起こします。

一方で、
非発酵性の食物繊維は
セルロースなどでできているため、
ヒトの腸内細菌では
分解することができません

しかし、分解されず、吸収されない代わりに
水を吸ってふくらみ便のかさ増しをしたり、
腸を刺激して蠕動運動を活発にするなど、
お通じ改善にはとても効果的です。

つまり
生活習慣病やアンチエイジングは
発酵性食物繊維

便秘などのお通じ改善は
非発酵性食物繊維

と分けて知っておくといいかもしれません。

従来は食物繊維が水に溶けるか溶けないか
で分類されていましたが、
今は発酵するかが注目されています。

発酵性食物繊維の効果



具体的にどんなメリットがあるのかを
紹介していきます。

発酵性食物繊維は分解され
体内に吸収されるため、
以下のような効果があります。

・免疫力アップ
・肌荒れ改善
・アレルギー改善
・睡眠改善
・ガン化細胞の抑制
・肥満予防 
・血糖コントロール
・認知症予防


などのたくさんの効果があることが
さまざまな研究で裏付けられています。


なぜこんなにたくさんの効果があるのか。


その理由は、
発酵の過程で腸内細菌が作り出す
短鎖脂肪酸にあります。

腸内細菌がエサとして利用できる
発酵性の食物繊維をたくさんとると、
腸の中で酢酸酪酸プロピオン酸といった
短鎖脂肪酸増えていきます。

短鎖脂肪酸の役割


・腸管を酸性にすることで有害菌を殺菌
・腸管に粘液を作り異物の侵入を防ぐ
・脂肪の消費をあげる
・血糖をコントロールする


腸内で短鎖脂肪酸が増えると、
腸管内が酸性になり、
有害菌が生息しにくくなります

短鎖脂肪酸は腸管上皮細胞を覆う
粘液をつくって、
異物の侵入を防ぐことで
免疫機能をあげています。

それに加えて、
短鎖脂肪酸が体内に吸収されると
脂肪の蓄積が抑制され、
脂肪の消費が高まったり、

血糖値上昇を抑えるホルモン分泌にも作用し、
血糖をコントロールしたりします。


まとめ

短鎖脂肪酸が関与して
発酵性食物繊維がいろいろな健康に
関わっていることがわかりました。

バランスよく色々な
食物繊維を摂ることが大切です。

少し発酵性食物繊維について
詳しくなれましたでしょうか?

次回は

・腸の炎症と病気の関係
・腸と免疫力は直結している

などを紹介しますので
楽しみにしていて下さい!!

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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