完璧主義は自分も周りの人も幸せにしない
ちょっと過激なタイトルにしてしまいましたが。
完璧主義の方は、多くいらっしゃるかと思います。
何を隠そう、以前の私も、漏れなく完璧主義でした。
そしてそれは、仕事ではプラスに働くことがあるため
自分の長所だと思っていたのですよね。
ですが、なぜだか
人間関係がうまくいかない。
恋愛がうまくいかない。
家族関係がうまくいかない。
育児がうまくいかない。
色々な事がうまくいかない原因が、
もしかすると「完璧主義」にあるのでは…?
と思うようになり、
それをきっかけに、認知行動療法について
学ぶ機会を得ることとなったのです。
完璧主義は、
「仕事の精度が高く、責任感も強いため、
安心して仕事を任せてもらえる」
といった、
プラスの側面を持つ性格の一つかと思います。
私自身、それに酔っていた部分もあったかなと思います。
「仕事の精度が高い」
この部分に、自分自身が酔っていたのではないかな、
と思うのです。
ただ、それはあくまでも「仕事をする上で」のプラス面であり、
プライベートや人間関係の構築、
はたまた育児などに当たっては、
マイナスにしか働かないことが多いのですよね…
完璧主義なのですから、
理想が大変高く、自分に厳しい分、
他者にも同様に、厳しい視線を向けがちになってしまいますし
表には出さなくても、心の中で厳しく律してしまうようになります。
そのようなことが積み重なると
当然ながら、相手は居心地が良くないわけですし
常に緊張感にさらされてしまうわけですから、
関係性がぎくしゃくしてしまうというのも
無理ないかなと思うのです。
また、自分自身もなかなかリラックスする時間を持てず
常に「頑張らなければ」という緊張感にさらされているため
肩こりなどが酷く、全身が凝り固まっていたように感じます。
完璧主義全盛期の頃は、思いもつきませんでしたが、
理想をクリアすることでしか
自分の価値がないわけではないのです。
そこには、今まで頑張ってきたという「過程(道のり)」があります。
そこに目を向けてあげることが、
完璧主義を緩めていく、一つのポイントになるのですよね。
そこに気づけたことは、自分自身がラクに生きていく上で
とても大事なポイントだったように感じています。
結果主義の職場に身を置かれている方は
なかなか首を縦に振るのは難しいかもしれませんが、
世の中、結果が全てではありません。
今まで頑張ってきた、その道のりを、
自分自身で大いに労ってあげてもらいたいなと思います。
そうすることで、完璧ではない“中途半端”な状態でも
自分を許してあげることができるようになり
周囲の人や子どもにも
イライラすることが無くなっていくかと思います。
この際、座右の銘は
「中途半端」ということにでもしておこうかな~笑
と思うくらい、完璧主義は
自分も周りの人も苦しみやすいということを
心に留めておいていただけたらなと思います^^