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好事例が活きる時、活きない時
今年度、ある企業様で経営計画上の取組みの実施チェックをするため、実施状況を写真に撮って頂き、キントーン(サイボウズさん提供の業務システム)にアップしてもらっています。
そして、アップされたものは経営側でチェックするとともに、拠点間でも共有できるようにしていました。
すると、非常によい現象が現れてきました。それは、他拠点の取組みをキントーン上で確認し、自拠点の取組みに取り入れる拠点長さんが現れはじめたのです。
それも、単純に他拠点の取組みを真似するだけでなく、自拠点での工夫も行ったうえで実施しているのです。
進捗方法を一緒に検討させて頂いた私としてはとても嬉しいことなのですが、この現象、キントーンで取組みを共有して、自動発生的に生まれたとは思えないのです。
その共有に至るまでに、経営が拠点に対して「ここが問題なので、こういう課題に取り組んでほしい」と何度も何度も伝えてきたからこそ、意識が高まっていた拠点長さんが他拠点の取組みを取り入れていたのだと思います。
拠点長さんは、問題・課題意識を経営から何度も伝えられていたので、「どうやったら問題・課題を解決できるのか」と考えるようになっていたのです。そのなかでキントーンにアップされた取組みをみて、「これを取り入れれば問題・課題が解決できるのでは」と思われたのでしょう。
問題・課題意識を何度も伝えるのは経営としては時にストレスフルなことですが、伝え続けることが経営の仕事だと改めて感じました。