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投稿作品「手鏡の外」に対し、朝日新聞HPの『あさひのてらす詩のてらす』[7月分の投稿作品より]より、講評を頂けましたので、お知らせ。
朝日出版社ウェブマガジン
あさひてらすの詩のてらす | あさひてらす (asahipress.com)
第54回 2024.09.30
色なき風に揺れる6篇の詩(24年9月)
第54回 2024.09.30
「手鏡の外」 (2024-07-27投稿の詩)
投稿作品内容
「手鏡の外」 草笛螢夢作
お手直しに慌ててる
あの人が待っているのに時間を勘違いして
遅れてしまっている事に 今気付いた
カバンの中の化粧品と手鏡を探す
あの人と会うための いつもの私に
いつもの落ち着ける気分を思い出し
いつもの笑顔を見せたくて
いつもの化粧して
素顔の性格の私を出せる
タイミングを見ながら自信を奮い立たせるが
いつも鏡の外に隠してしまう
そう長くは化粧という魔法に
頼ってばかりはいられない事は
解かっているつもり
そろそろ 手鏡の枠の外も出してみようか
そろそろ その時期が
近付いていることは知っているつもり…
読まれた投稿作品に対する先生の講評
千石英世[先生]より
タイトル、いいですね。内容も切なくて、応援したくなりました。その時が来たよ! などと。
平石貴樹[先生]より
一編の歌謡曲のようですばらしいです。
渡辺信二[先生]より
タイトルが面白い。おもしろいので、これを「手鏡の枠の外」(15)と言い換えた方が良かったかどうか。「その時期が/近付いている」(16,17)この時期に、語り手がなぜなお化粧するのか、何を躊躇っているのか、「いつも鏡の外に隠してしまう」のはなぜかなど、心理的な葛藤などを詩人がさらに描くと良いかもしれない。
作品への講評を頂き、私の感想
この作品に対して正直皆様からの反応も良く、ある程度出しても大丈夫かと思い投稿いたしました。上のような講評を頂けることが出来ました。
指摘された部分は、伸びしろと勝手に解釈して手放しでうれしく思っています。
指摘された作品を何らかの形で、加筆・修正など校正をし、ある程度たまったら、電子書籍にすることが夢です。
でも、皆様からのコメントなども勉強になっています。どしどしコメントくださり、気になった点など、遠慮なくご指摘のご指南頂けるようでしたら幸いです。