中国訪日インバウンドトレンド|2023年7月
皆さん、お久しぶり〜日本滞在歴11年、約200社ぐらい中国進出の実績を持つ日中インバウンドの架け橋_Kelvinです。
最近、日本はちょうどお盆休みに入っており、あちこちに旅を出かける人が結構いるのでは。一方、訪日インバウンド市場も今年に入ってからだんだんコロナ前の状況に戻り始めていました。今まで、中国以外の外国人観光客が徐々に戻ったが、訪日インバウンド市場を支える中国人観光客抜きでは、日本の旅行小売市場顕著的な成長ぶりはまだ完全にコロナ前の数値には辿り付かない状況でした。
直近のニュース
つい8月に入ってから、日中両国が正式に訪日団体ツアーの解禁を発表しました。これによって、コロナの影響で3年以上凍結した訪日団体旅行がやっと正常に戻ったという。特に訪日インバウンド市場の回復に期待が大きい旅行小売市場にとっては、今年で一番のビッグニュースになるでしょう。
それで、今年に入ってから、団体旅行ツアーを解禁するホワイトリストが138カ国まで広げた。ほぼ、中国人観光客において人気な旅行先をカバーできます。
検索Vol.
では、訪日団体ツアーの解禁が発表された直近、どの変化があったかが気になりますね。
Baidu INDEX
Baiduにおける地名✖️旅行、ビザ関連ワードの検索状況
2019年対比を見てみると、まだ完全にコロナー前の水準まで辿り付かないものの、少しずつに旅行市場の需要が回復されているとお分かりになるでしょう。
直近、訪日団体ツアーの解禁が発表されたばっかりで、8月以降中国人観光客の入り状況が楽しみです。
Douyin INDEX
地名✖️旅行ワードは、Baidu同様に、昨年末で中国政府が隔離政策の撤廃が発表されるタイミングで、Douyin(中国版Tiktok)での検索需要が一気に跳ね上がっており、直近訪日団体ツアーの解禁も発表されており、これから関連コンテンツがますます増えてくるでしょう。
ユーザー興味
👇年齢別
👇性別
👇カテゴリー別
※TGI(Target Group Index)指数とは、特定の調査範囲内のターゲットグループ(年齢層、性別、興味など)において、キーワードに対するエンゲージメントの強弱(いいね、シェア、コメントなどの行為をした)を反映した指標です。
旅前から中国人観光客の行動
◆旅前
観光スポットの情報、実際大まかなスケジュールを定めるのに、事前に旅行計画、観光地の選定、ホテル&航空券の予約など諸々手配しないといけません。その段階で、旅行系媒体で情報収集し、ソーシャルメディアで他の観光客から口コミの反応もチェックしながら、自分が行きたいところをピンポイントで抽出することが多いです。
◆旅中
目的地に辿り着いたら、周辺は何があるか、マップでチェックすることが多いです。もちろん、旅前で事前に調べて予約を取る方もいらっしゃいますが、現地にて飲食店、ショッピングができる店舗を探す観光客のニーズもいるはずです。そこの需要に対して、マップ対策や媒体対策を打つとなおさら有効です。
一方、旅行の休憩合間にのんびりしたいの方も結構います。夜、ホテルについて、風呂を上がってからベットでドラマを見たり、ソーシャルメディアで時間つぶしをする人もかなりいます。そういった消費者にリーチするのも一つの対策方向として考えられます。
◆旅後
せっかく観光客がわざわざと海外から来日され、お店まで足を運んでくださるのに、そういう顧客をうまく掴め、継続的にお店もしくはブランドのコアファンになっていただくには、旅後でもお客様とコミュニケーションやオンライン上での販売が可能な施策を打つことが大事です。
以前も関連の記事をまとめたことがあるので、詳細については、そちらにも合わせてご確認してみてください。
まとめ
本日、関連のトレンド紹介は以上になります。次回、旅前から旅後の施策についてそれぞれご紹介してまいります。ぜひお楽しみに。
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