GARMINのアンプロダクティブは無視する?
心拍数がとれるGARMINのGPSウォッチではトレーニングステータスが出ます。この中の「アンプロダクティブ」については要注意だと考えています。「無視していいアンプロダクティブ」と「無視できないアンプロダクティブ」があるからです。
※以下私見です。GARMINの仕様は私の推測です。
1.トレーニングステータスとアンプロダクティブ
GARMINのトレーニングステータスは「トレーニングの現在の状態についての説明」だそうです。具体的には以下のステータスが出ます。
アンプロダクティブは「身体が回復するのに苦労しているかもしれません」とされており、「ちょっと休めよ」とGARMINが注意喚起するメッセージです。
2.無視していいアンプロダクティブ(私見)
いい練習ができて充実感一杯なのにアンプロダクティブが出ることがありませんか? 私の経験ではこんな時はインターバルが関わっています。
トレーニングステータスにおいてGARMINはインターバルを正しく評価しないと考えています(特にショートインターバル)。
トレーニングの質を測る「距離」「ペース(スピード)」「心拍数」で見ていきます。
(1)距離/心拍数
これは実際の数値そのままです。心拍数はインターバルなので高くなります
(2)ペース
GARMINはペースを「レスト時間も含めた平均ペース」で判断していると思われます。レスト時間も含めてペースを計算すると、走ってない時間も含まれるのでペースは疾走時より遅くなります。
(3)その結果
「ペース遅いのに心拍数が高い ⇒ 疲れている(アンプロダクティブ)」と評価されてるみたいです。
なのでインターバルが関わるアンプロダクティブは無視していいです。
3.無視できないアンプロダクティブ
本当に疲弊している時にもアンプロダクティブは出ます。これは本来の目的である「GARMINからの忠告」なので無視してはいけません。
練習を振り返り「やりすぎてないか」を冷静に考えましょう。心当たりがあるのであれば、気づかないうちに疲労が溜まっており休息すべきです。
安静時心拍と併用して判断するといいと思います。安静時心拍は疲れてると高くなります。安静時心拍がとれるGARMINは装着して寝ましょう。
【おまけ】GARMINのVO2Maxは?
GARMINのVO2Maxは予測タイムも含めて全く参考になりません。実力よりかなり高い値が出ます。ただし、傾向の把握には使えます。VO2Maxが上昇傾向なら、走力も上昇傾向だと判断していいと思います。