神聖円卓領域キャメロット:後編
映画館の来場者特典のブロマイドは黒い袋に入った状態で受け取るのでどのキャラが手元に来るかは解らないようになっている。
私の場合は一週目ではトップ画像のベディヴィエールが封入されていた。
オジマンディアスとニトクリスの猫キーホルダーはベディの背中に乗せたら構図的になんだか可愛い予感がしたので私物をソ…と配置したものである。
私がFGOでキャメロットをやっとクリアしたのは自分のブログを遡ってみると2017年12月9日だった。もうそんなに過去の事なのかと驚いたが、その頃は未だ手持ちのサーヴァントが今よりももっと育っていなかったので物語を進めるために戦闘ステージをクリアして行くのが本当に大変だった事をよく覚えている。
そうなると当然フレンドサポート頼りになるのだが、初期の頃から繋がっている友人に「6章のガウェイン戦に備えて(超強力な男性特攻攻撃を持つ)エウリュアレを育てておくと良いよ!」とアドバイス貰っていたにも関わらずその頃に初の星5弓アルジュナを召喚できてしまった事で一時的に脳の奥がスパークして限られた種火とQPを一気に彼に注いでしまい案の定その後のガウェイン戦で苦戦を強いられたのが懐かしい。
前述の友人と『衛宮さんちの今日のごはん』のコラボカフェで年越し蕎麦を一緒に食べながらスマホで自カルデアの進捗を見せたらエウリュアレを育てていない事がバレてしまったり、助言通りエウリュアレを大急ぎで育てたら男性サーヴァント【クラス:剣】との戦闘においてのエウリュアレの驚異的な強さを目の当たりにして「あの時育てておけば・・・!」と机ドンせざるを得なくなったのだった。『 後悔先に立たず 』とは正にこの事である。
しかしそれらも私にとっては総じて楽しい思い出だ。
過去の思い出話は一旦置いておくとして私はFGOをプレイしていて一番最初に涙が出た話が1部6章の『 神聖円卓領域キャメロット 』だった。
なので映画化されると聞いてとても楽しみにしていた。
文章として物語を読み進めるのと違う新鮮さと感動があり、個人的にはどの戦闘場面も派手でカッコ良くてキャラそれぞれに【必殺技】にあたる宝具の演出があるのがオタク的には熱い。
心情的にはモードレッドがアグラヴェインとガウェインについて言及する場面と、単騎出撃するところから三蔵と闘って消える流れが印象に残った。
背中からのショットを多く感じ、画面に全身が映ってはいても後ろで縛ったポニーテールがよく目立つのがより一層激しさと物悲しさを想像させる。
オジマンディアスとニトクリスの最期はどんな風に映像化されるのだろうとずっと楽しみにしていたから実際に映画館で観る事ができて嬉しかった。
クライマックス、
ニトクリスがオジマンディアスのために冥界の門を開けた時、神殿の天井が崩れ落ちていく中で、オジマンディアスが玉座から立ち上がって静かに階段を降りていきニトクリスの傍に立った際にトン、と片手でニトクリスが持つ杖に触れる仕草が優しくて染みた。
その場面以前にあった二人の食事シーンも相まって双方の距離感が伝わる。
FGOプレイ中はオジマンディアスの「余はここで休む。お前も休むがよい」と、ニトクリスにかける言葉に泣いていたが、そう言わないとニトクリスは休まないと見越した上でそう言ったオジマンディアスの複雑な胸の内を考えて当時は泣いた。
FGOがきっかけでFateシリーズのゲームを自分のペースで順繰りに進めているがゲームに不慣れなので攻略方法を調べたり教わった通りそのまま進めて行くのが最短であるため先人の知恵には常に感謝している。
そうは言ってもいざ戦闘が始まると私の技量の問題で何度も死ぬが、それは仕方がない。
しかし戦闘に負けて死ぬおかげで同時に戦闘に負けた場合のシナリオもすぐ回収できるからそういう意味では負けても残念な事ばかりではないのだ。
現在は『 Fate/EXTRA CCC 』を女主人公&アーチャーでプレイ中なのだが、シナリオが今までとは大分異なっていて女主人公&アーチャーでプレイするとメルトリリスの恋愛対象が女主人公ではなくアーチャーに変更されるので予習などして知ってはいたもののメルトリリスから向けられる感情が今までとは全く質が違うから内心かなり動揺していた。
例えるなら常夏の島から極寒の南極に来たくらいの温度差である。
そんな感じで少しずつ『 Fate/EXTRA CCC 』の内容を進めつつも今日からFGOの2部6章をマイペースに進めて行く所存だ。