【お念仏の会】2020/09/01
みなさんこんにちは。お元気ですか。今年は棚経も盆せがき法要もない、特別な夏になってしまいましたね。こんな時こそ、お念仏を通じて、お互いにつながりあいましょう。
さて、今日は記念すべき第1回目ですので、お念仏の解説から始めましょう。みなさんは、「念仏とは何ですか?」と聞かれたら、何と答えますか。私の答えはこうです。
「念仏とは、『なむあみだぶ』と声に出すことです」
なあんだ、そんなことなら知っているよ!と言う声が聞こえてきそうです。では、ここで、「なむあみだぶ」と声に出してみてください。ちょっと、照れくさいですか?
照れくさいと感じた方は、一人になれる場所、たとえば、トイレの中でもいいですよ。場所は選びません。いつでも、どこでも、誰とでも、自由に声に出してみてください。
そして、1回言えたら、あとは、それを繰り返すだけです。「なむあみだぶ、なむあみだぶ、なむあみだぶ・・・」。繰り返す時は、「な」と「あ」と「だ」を強く発声すると、リズムが取りやすいです。
「なむあみだぶ」の意味も説明しておきましょう。漢字で書くと「南無阿弥陀仏」となります。「南無」と「阿弥陀仏」をつなぎ合わせた言葉です。「阿弥陀仏」は「阿弥陀」という仏様です。どんな仏様かは、次回以降で紹介します。「南無」は、インドの古い言葉で感謝を表す「ナーモ」が、中国語に翻訳されたときに「南無」という漢字を当てられ、それが日本に伝わって、「なむ」という言葉が生まれました。
つまり、「南無阿弥陀仏」は、「阿弥陀さま、ありがとう」と言っているのと同じです。なぜ「ありがとう」というのかは、長くなるので別の機会にまわします。
さあ、みんなで「なむあみだぶ」と声に出して、心と心でつながりあいましょう。
次回の配信は、9月15日の予定です。
※ツイッターを始めました。
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