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映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』

日中はまだ酷暑が続いていて、もう体力も限界と言いたいところですが、昨晩の中秋の名月に、季節の変わり目を感じています。

秋の雲からの光に、思わずカメラを向けました


人類初の月面着陸
世界が目撃したのは
リアルか、フェイクか



映画館に通うようになると、上映前の予告映像に心を動かされることがままあります。
(あの数分の映像で涙が出ることも!)


1969年、アポロ11号が人類初の月面着陸に成功した!というニュースに、若かりし両親は心踊らせたに違いありません。

私が生まれたのはその2年後。

当時の状況を知る由もありませんが、それでも物心ついたころにも、月面に立つ宇宙飛行士とアメリカの国旗の写真は今よりも大々的に目にする機会があったように思います。

半世紀前、世の中がこれほど急激な進化を遂げるとは想像もしていなかった昭和の人々には、夢と希望を与える、センセーショナルなニュースだったことでしょう。


その、誰もが目にしたことがあるであろう映像がフェイクだと??


この映画の基となる陰謀説があったことは、予告を見た後に知ったことでしたが、フィクションであろうとノンフィクションであろうと、リアルだったのか否かは知りたい!

その好奇心を胸に、夫と映画館に足を運びました。


リアルだったのでしょうか。
フェイクだったのでしょうか。

結論は終盤にしか出てこないとわかりながら、コミカルな展開に引き込まれていきます。

史実に基づくストーリーということで、もっと物々しく重い映画かと思っていましたが、アメリカらしい、軽快なラブコメディなので、飽きずに気軽に観られる楽しさがありました。

大統領の側近から、NASAのPRとフェイク映像を撮影するよう依頼をされた主人公のケリーのファッションや、その彼女に一目惚れする宇宙船発射責任者のコールとが出会うカフェダイナーなど、60'sの世界観が、大人になった私にしみじみその良さを見せつけます。

記憶力が著しく乏しい私が珍しく夫に「ちょっと前に見た、職場に女性トイレがなくて駐車場をカツカツ歩く映画、なんだっけ?あれになんとなく似ていたね」と感想を言うと、しばらく考えた夫に「ああ、ドリームか。あれもNASAの話だし、同じ60年代だからね」と教えられました。


好きな世界観ってあるのでしょうね。

⚫︎史実をアレンジしたストーリーが好き
⚫︎ファッショナブルな女性が活躍する姿が好き
⚫︎推理的な要素にワクワクする
⚫︎人間くさい登場人物に魅力を感じる

そんな人にはぜひオススメしたい映画です。

予想外の結末を迎えますが、ハラハラドキドキ、ちょっぴり感じたイヤな気持ちも、後味よく回収してくれます。

あなたは、リアルか、フェイクか、どちらの結末を期待しますか?

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