毛糸
私の写真を使っていただきありがとうございます。 みなさまの記事をご紹介します!
継娘と暮らし始めて四年半が過ぎました。 小学四年生から今に至るまで、それまでの私にはまったく無縁だった子育ての世界を、継娘ツムギは余す所なく見せてくれています。 私がツムギと向き合う中で困ったり、悩んだりすることをちょっと調べてみると、たいていそれは現代の子育てで直面している問題を孕んでいて、既にいろいろな著書で語られていることを知ります。 『キャラ化』 そんな言葉があることも、ツムギが気づかせてくれました。 それまでも、「ツムギは陰キャだから!」と口にするのは聞い
先週から第三回定期試験期間に突入している継娘ツムギ、中学一年生。 今度こそ、今度こそ、と言いつつ、スマホ・アニメ・ゲームの誘惑に勝てず、一向に勉強している様子がありません。 三連休中日の夜、痺れを切らして声をかけました。 「定期試験の勉強は進んでいるの?」 「計画立ててないから、進められないんだよねー」 定期試験の度に配られる、二週間分の計画表、木金の欄はほんのちょっとやったことを書いてあったけれど、土日の欄は空欄。 そりゃあそうでしょう。 ツムギが部活に出かけ
「お父さんの会社の人は、家族がいる人に、早く帰った方がいいですよ、って、言わないのかな?ヒドくない?」 職場の人たちとの1泊旅行からの帰り、ツムギの寝る時間になってようやくきた連絡が、更に寄り道をして帰るような内容だったために、「すぐ帰ってきてください」と、冷たく返した私。 今日はそのつづきから。 「ツムギがそんなこと言ったのか?へぇ」 その日の寝る間際、ツムギもお父さんのこと心配しているよ。と、釘を指すつもりでツムギの言葉を伝えると、夫は呑気に、まるで娘の成長を感慨
コロナ禍に家族になった影響もあるけれど、元々夫は社交的な方ではなく、シフト制勤務で生活も不規則なため、休日のリフレッシュと言えば、愛車の大型二輪で単身ツーリングを楽しむことで、夫の交友関係を聞く機会はあまりありませんでした。 最初に「おや?」と違和感を持ったのは、二ヶ月ほど前のことだったでしょうか。 大型二輪に加え、調子に乗った夫は長年の夢だったという車を手に入れ、雨の日も、酷暑の日にも、単身リフレッシュに出かけられるようになりました。 私はと言えば、家で過ごすことも好
継子ツムギが中学生になって、こちらも少しずつ大人扱いをするようにしているので、彼女の方もここのところ、急激に成長したように感じています。 ただ、思春期特有の、こどもと大人を行ったり来たりがあるため、見ている私の感情がついていけないこともしばしば。 相変わらず、感情を揺さぶられる日々を送っています。 今月に入って、早起きをして一緒に朝ご飯を食べよう!と約束して、平日は6時に起きることにしました。 金曜日の夜、明日も6時に起きるかと聞かれたので、溜まった疲れと、休日だから
昨日は仕事を休みにして、午前中はPTA、午後は保護者会と、終日学校デイでした。 PTAは、配布物の印刷のお手伝いだったので、人手は足りていたし、仕事を休むほどのことでもなかったのですけれど、日常的に他のママさんと接する機会の少ない私には、少しの時間だろうと、情報収集や悩みの共有に欠かせない時間だと思っています。 実際、急遽参加してくださった本部の役員さんが、「私もこどもが一人だからね、先輩ママさんに聞きまくったわ」と言って、学校行事のことや高校受験のことなど、さまざま教え
日中はまだ酷暑が続いていて、もう体力も限界と言いたいところですが、昨晩の中秋の名月に、季節の変わり目を感じています。 人類初の月面着陸 世界が目撃したのは リアルか、フェイクか 映画館に通うようになると、上映前の予告映像に心を動かされることがままあります。 (あの数分の映像で涙が出ることも!) 1969年、アポロ11号が人類初の月面着陸に成功した!というニュースに、若かりし両親は心踊らせたに違いありません。 私が生まれたのはその2年後。 当時の状況を知る由もありませ
くだらないことで不機嫌になり、ツムギが自室に篭り始めて10日が経ちました。 辛うじて、挨拶ぐらいはするけれど、それ以外会話はなし。 これは本当に、ツムギの悪い癖だと思うのですけれど、何かあると必ずこのプロセスを踏んでしまいます。 前の家での癖が、そうさせてしまっているのだと思います。 過干渉の祖母には、叱られてばかりだったそうです。 叱られて、喧嘩になると、祖父は「部屋にいってなさい」と二人を引き離し、ツムギは父親が仕事から帰ってくるのを待っていたと聞いています。
夫が四半世紀憧れて手にした左ハンドルの車。 年季が入った車なので、そこまでビックリするようなお値段ではないけれど、これからコツコツ支払っていかなくてはいけない大切な宝物なので、普段車を運転しない私は、ハンドルは握らないと宣言していました。 が、諸々事情があり、一応、練習しておく?という話になって、人も車も少ない山奥まで、ドライブにいくことにしました。 まだ自宅を出て間もないところから、「運転代わる?」としつこい夫。 私がイメージしていたのは、山奥のだだっ広い駐車場で練
8月も半ばになって、そろそろ取り掛からないとマズいと思ったのか、ツムギが夏休みの宿題の計画を一緒に立ててほしいと相談してきました。 中学校最初の定期試験の勉強計画表のときも、計画の立て方がわからないと相談してきたのですけれど、あまりにも提出物が滞り過ぎていて、本人の希望を聞いてあげる余裕などなく、「こういう計画で進めていかないと、試験勉強はおろか、提出物も間に合わないよ!」と、無理矢理計画表を埋めさせてしまったので、ほぼ計画通りには進まず、なんとか提出課題をやり切るだけで、
10歳下の夫とは、世代はもちろん、趣味も、育った環境も、休日の過ごし方や交友関係などもずいぶんと違うのに、なぜだか初めて会った時から、「美味しい!」と「面白い!」がとても似ていて、日常生活に最も重要な感性を共有することで、楽しく幸せな毎日を送っています。 趣味が合わないのだけれど、私の方が好奇心が強く、人に合わせる能力も若干長けているので、夫が家の大画面で観る、車関連のYouTubeや、戦う映画などは、ちょっとだけつまらなそうな顔をして隣で見ることになるのですけれど、たまに
先日、『ブルーピリオド』を家族三人で観た話を記事にしましたが、実はこの夏、いつになく映画館に足繁く通っている私は、その前にも家族三人で観ていた作品がありました。 『インサイド・ヘッド』は好きな映画のひとつ。 主人公ライリーの脳内の感情を擬人化して、五人の感情たちがライリーの人生が幸せなものになるよう、協力し合うというストーリー。 それぞれのキャラクターも個性的で可愛いし、感情=心の中(或いは心臓)と曖昧に定義せず、脳内としているところが、大人にもこどもにもわかりやすい内
ツムギが『ブルーピリオド』を知ったのは、大好きな図工の丸先生に教えてもらった、小学五年生のことだったと思います。 絵を描くことが好きなツムギと相性が良かった丸先生は、図工室の前に、おそらくご自身で足を運んで手に入れたであろう都内の美術館のフライヤーを置いて紹介してくださるような方で、こどもが美術に興味を持ちそうな切り口をたくさん持っている先生でした。 そのころのツムギの口からは、丸先生が!丸先生が!という言葉をよく聞いていました。 「美大のことを知るには、『ブルーピリオ
ステップファミリーになった三年前、順調にスタートしたかに見えた継子との生活が一瞬にして行き詰まり、苦しみ足掻く中で出会ったnote。 整理するためなのか、記録するためなのか、吐き出すためなのか、ハッキリとした目的を持たずに、思いつくがままに綴っている私のnoteは、読み手を意識していたり、していなかったり、ものすごい転機を迎えたように大喜びした翌日に、しばらく書くこともできない日が続いたり、読み物としては纏まりがなく、かなりナマモノ感が強いのだろうと思っています。 そんな
noteを始めて、3年と1ヶ月が過ぎました。 ステップファミリーになって3年4ヶ月。 ステップファミリーが家族として落ち着くまで、7年が目安だと言われているので、今、折り返しのちょっと手前を走っているのだと思いました。 フルマラソンは名古屋ウィメンズしか出たことがありませんが、イメージ的には、まだなんとか走れている辺り。 名古屋ウィメンズは、同日にシティマラソンが開催されていて、足の遅い私は、10kmも走らないうちに、後からスタートしたハーフの選手に抜かれていきます。