今日も焼けました。 -初めてのクロワッサン-
つい先日、近所にある巨大なスーパーへ行ってきました。
このスーパーへ行くことはほとんどないのですが、たまたま通りがかったところ、誰も列を作っておらず待ち時間なしで入れたからです。
そこで見つけたのが!
デジタル計量器!
すっかりアルゼンチン脳になってしまった私は、デジタル計量器など高い!と感じて、ずっと買う気にはなれませんでした。しかし、最近作っているクッキー達が、思っていた以上に喜んでいただけたこともあり、きちんとレシピを残したいと思うようになりました。
今まで、カンと計量カップに任せて(言わばアルゼンチン流!?)、なんとなく作っていましたが、計量器があればもっと簡単になる!
それと同時に、改めてパン作りに挑戦したいという思いがムクムクと湧いてきた私は、デジタル計量器を掴んでレジに走りました。
祝!人生3度目のパン作りにして、デジタル計量器使用初!となるパンは、
わたしの大好きなクロワッサン!
今日はアレルギー症状が酷く、あまりいろいろな事が出来ないので、大人しくパン作り。
ゆっくり過ごします。
デジタルは素晴らしいっ!!
サクサクと作業が進みます。
だが、なぜクロワッサンを選んでしまったのか…
この時の私は知る由もなく。
1. 生地に挟むバター板状に伸ばす。冷蔵庫へ。
2.材料を計量(デジタルの登場! 嬉 )し、混ぜる。
3.生地を捏ねる(30分くらい)
4. 生地を冷やす(冷凍室30分)
5. 生地にバターを挟み、三つ折り → 生地を冷やす(冷凍室30分)
6. 再度生地を伸ばし、三つ折り → 生地を冷やす(冷凍室30分)
7. また!再び生地を伸ばし、二つ折り→ 生地を冷やす(冷凍室1時間)
8. 生地を切り、形を作る
9. 発酵(1時間くらい)
10. 卵液を塗り、オーブンで焼く
出来上がり!!!
もう少し焼き色が欲しいところだけど、裏側が焦げてきたので、今日はこの辺りで。
南米のオーブンはガスオーブンが一般的で、温度表示もありません。今回は、焦げ付かないように低めの温度で焼き、なんと1時間30分程度もかかってしまいました。温度設定できる近代的なオーブンが欲しい!
[昼前から作り始め、既に夕方18時過ぎ。美しく出来上がりました]
なんと!終わってみれば、合計7時間近くかかる超大作となってしまいました。バターの層を作るのにこんなにも時間がかかるとは。
疲れ果てました。
が、しかし!
焼き立てのクロワッサン、最高!!!
サックサク!ジューシー!
バターの香りが口一杯に広がる幸せ。
労力と時間へのご褒美、今日は特別にロイヤルミルクティーを煎れてティータイム。
極楽…。
練り込んだバターの量(250g)に、ゾッとするけれど、この美味さ。まあ、仕方がない(?)
初めてにしては素晴らしい出来。ますます手作りにハマってしまいそうな気配。
[余った生地も無駄にしません。こちらはちょいと発酵不足のぺちゃんこミニワッサン]
... ... ....
アルゼンチン国民の朝ごはんの定番、medialuna & café con leche 。 (普通のクロワッサンよりも甘くてフワフワした食感のパン & カフェ・オ・レ)
これが…どうしても食べたかった。(手作りで)
ロックダウン継続中のアルゼンチン、ずいぶんと規制は緩くなってきたけれど、わたしのお気に入りのmedialunaがある Cafetería はずっと休業したまま。
しかしっ!
今日から自分で焼けるのだ。
7時間かかるけど。。。
読んで下さり、ありがとうございます。 サポート、とても嬉しいです。ありがとうございます。