「フロアバレーボール」ネットの下を通るボール。
おはようございます。
険しい顔をして過ごしていても意味がないと思って無意味に笑っている、パラスポーツコーディネーターの萩原圭太です。
傍からみたら気持ち悪いですね笑
今日も書いていきます。
昨日はブラインドサッカーを取り上げました。
今日は
「フロアバレーボール」
について書きます。
フロアバレーボール??と多くの方がなったでしょう。
パラスポーツでバレーボールといったら、シッティングバレーをイメージする方が多いと思います。
もちろんこの競技も面白いスポーツなので、今後そちらも取り上げるつもりです。
今日はそんなマイナー中のマイナー競技の「フロアバレーボール」を取り上げます。
フロアバレーボールについても毎日投稿を始めた初期の頃に一度書きました。改めて書いていきます。
ということで本題です。
バレーボールが地面を転がっていくのを見たことはありますでしょうか?
バレーボールは床についたらプレーが途切れる訳ですから、中々見ない状況だと思います。
地面にボールを接地させないのではなく、基本的に常にボールが接地している状態でプレーするのがフロアバレーボールです。
一般(社会人)の大会や盲学校の大会などが行われています。
床とネットの隙間は地上から30cmで、この隙間にボールを通すんです。
ネットの上を通すのではなく下を通すっていうのが面白くありません??
この発想は無かったですね!初めてこの競技を知ったとき、こういうアイデアって面白いなぁと思いました。
そして、ただネットの下を通すのではない!(口調がちょっとだけ変わる)
フロアバレーボールは全盲や弱視の方が健常者と一緒にプレーできるように考案された競技です。
どういうことかというと、6人制バレーボールの規則を参考にしていて、前衛の3名は視覚を遮断された状態でプレーします。後衛には特に制限が無いので、健常者がそのまま入っても良いんです。(前衛でももちろんOKです)
ボールは視覚を遮断する他の競技とは違って、ボールの中に音がなるようなものは入っていません。
僕も細かいことは分かっていないですが、普通のバレーボールのボールとほぼ変わらないはずです。(違ったらすみません)
前衛はボールの音(ボールが跳ねる音とか)と後衛の声を聞いて動きます。
ネットの下を通すので、蹲踞(野球のキャッチャーの体勢)で基本姿勢です。ずっとこの体勢を続けるのはしんどい。
一番の魅力を問われたら、僕が感じるのはボールのスピード感かなと思います。ほんとに凄い人は、かなり速いスピードです。
そして、前衛は見えていないので後衛からの声かけが必要なのでサポートし合うチームスポーツの良さが出ます。
ものすごい前衛の人なら音を基にしながらも、予測であったりイメージして動くので、「見えてるだろっ!?」というプレーが起こることも…!
パラリンピックはあくまでパラスポーツの一部の競技にすぎません。他にも障害者スポーツといわれるような競技はある上に、パラリンピックは参加できる障害の種類だったり程度が制限されています。
あくまで、パラリンピックは障害について考えるきっかけとして捉えてもらいたいです。
このフロアバレーボールというのはマイナー中のマイナー競技ではあります。
けれども、フロアバレーボールに限らず面白いマイナースポーツはたくさんあるでしょう。
スポーツ文化を考えるとメジャーなスポーツも当然重要であるものの、こういったマイナースポーツが文化としてのスポーツを支えているんじゃないかと思っています。
色んなスポーツの魅力が伝えられるようにこれからも書いていくので、ぜひ読みにきてください!
よろしくお願いいたします!
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